原文入力:2010-12-01午後08:23:49(1136字)
外交諮問団 懇談会…この間の冷たい反応と対比
政府当局者 "中国を感情に任せて非難することはできない"
ファン・ジュンボム記者
李明博大統領が1日、北韓の延坪島砲撃事態と関連し "中国の役割を期待する" と話した。
イ大統領はこの日、大統領府で外交安保諮問団との朝食懇談会の席で 「中国胡錦濤国家主席、温家宝総理と去る3年間、各々10余回会い、互いに重要な問題に対して議論できる関係になった」と明らかにしたとホン・サンピョ大統領府広報首席が伝えた。
イ大統領は続けて「学界など各界専門家たちが中国側の人々としばしば対話して信頼関係を構築し広めていくことが今後の韓-中関係に多いに役立つだろう」と話した。イ大統領はまた、言論などで‘韓-米 対 北韓-中国’の対立構図で眺めていることに対し 「我が国の言論や専門家たちが米国と中国、我々と北韓の関係を二分法的に話すのは望ましくない」と指摘したとホン首席は伝えた。
イ大統領のこういう言及は延坪島砲撃以後、政府が中国の‘6者会談首席代表協議’提案を一蹴するなど、この間に中国に見せた冷たい反応と対比される。この日の懇談会に参加したある要人は「言論には韓-中関係に対し否定的内容が報道されているが、イ大統領は意外に韓-中協力に期待していると感じられた」と話した。また別の参席者は「イ大統領が延坪島事態と関連して、韓-米連合訓練以後の重要性、経済状況、北韓3代世襲の中での状況管理など、多角的に考えていたよ」とし「無条件強硬一辺倒ではなく非常に合理的で柔軟だという感じを受けた」と伝えた。
イ大統領のこの日の発言は延坪島事態はもちろん、以後の南北関係で中国の役割が核心的という現実認識と期待を表わしたものと分析される。延坪島砲撃は天安艦事件とは異なり、北韓が自認した行為である上に、民間人死傷者まで出たという点で中国も今度は韓国にもう少し協調的でありうるという願いも根底にあると見られる。政府当局者は「中国が国際社会で持つ力と、北韓に対する影響力を現実的に認定しなければならない」として「中国を感情に任せて非難することはできない」と話した。イ大統領の発言はウィキリークスの外交文書暴露により、韓国の最高位外交当局者らが中国を否定的に評価した対話内容が公開された直後に出てきたものなので、対中関係管理用メッセージという解釈も出ている。
ファン・ジュンボム記者 jaybee@hani.co.kr
原文: 訳J.S