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外国人学生は最低時給もくれないの

https://www.hani.co.kr/arti/society/area/451446.html

原文入力:2010-11-30午後08:28:00(1068字)
全南大 言語教育院 勤務 モンゴル学生‘差別待遇’陳情書

チョン・デハ記者

モンゴルの○(22・女・韓国式の名前)氏は2007年12月に建築工学を勉強するため全南大へ留学にきた。彼女は昨年6月から全南大言語教育院で授業のない隙間を利用し一日4時間ずつ‘アルバイト’をした。全南大に留学に来るモンゴル出身留学生たちの現地適応を助けることが主な業務だった。○氏は 「仁川空港に到着したモンゴル留学生たちを光州に連れてくることから始め、留学生が病院や警察署などへ行く場合には通訳を受け持つなど、各種業務を引き受けた」と話した。

○氏は去る1月に韓国人と結婚し、大学を休学した後も勤務を継続した。だが、言語教育院は去る9月、突然○氏に「もう、辞めなさい」と通知した。○氏は光州地方労働庁に不当解雇救済申請を出し、「未払い賃金250万ウォンを払ってくれ」と陳情書を出した。○氏の賃金は時給2870ウォンで最低時給の4110ウォンにも至らない金額だ。

チャン・ヨンス労務士は「外国人だからと言って最低時給にも達しない賃金を与えたことは不当だ」とし「解雇予告通知をしないなど手続き的にも問題があった」と話した。

これに対し、言語教育院側は30日「外国人の○氏を正式勤労奨学生として選定したわけではないが、勤労奨学生選定基準を準用し、奨学恩恵を与えた」としながら○氏の‘勤労者性’を否認した。また「○氏が授業のない時間に自由に勤められるようにしたので、一日必ず4時間を勤めたわけでもない」として「○氏が1年中で最も忙しい秋学期中‘モンゴルに行く’と言うなど、業務を不誠実に行った」と話した。言語教育院関係者は「モンゴル留学生が10人余りしかおらず、業務が過重ではない」とし「○氏に‘誠実に仕事をする男の授業助教がいればいいんだが’と言うと‘辞めます’と言った」と付け加えた。

だが○氏は 「大学側が‘不誠実に勤めた’とし、偽りの解雇理由で言い逃れることが最も心に痛かった」と反論した。

光州地方労働庁は「アルバイト生は勤労者であり、当然に最低時給が保障されなければならない」とし「事業者として登録された言語教育院が最低賃金法と勤労基準法に違反したか調査中」と明らかにした。

チョン・デハ記者 daeha@hani.co.kr

原文: 訳J.S