本文に移動

ABC協会、有料部数 公開されず論難

https://www.hani.co.kr/arti/society/media/451318.html

原文入力:2010-11-30午前09:22:38(1534字)
日刊紙 発行・発送部数 初発表

イ・ムニョン記者

新聞雑誌部数公社機構(韓国ABC協会)が全国116ヶの日刊紙に対する昨年下半期の発行・発送部数調査結果を29日発表した。部数公社機構が創立以来、日刊紙の発行部数と発送部数を併せて発表したのは初めてだ。だが、新聞広告効果と影響力の‘実態’を覗き見ることのできる有料部数(支局および販売業者が購読者に販売した部数)が公開されず、新聞が実際にどれくらい売れ読まれているのか正確に評価するのには限界があるという指摘も出ている。

昨年7月から12月まで全国日刊紙を対象にした発行部数調査結果によれば、<朝鮮日報>の発行部数(発送部数)が184万4千部(184万3千部)で最も多かった。 <中央日報>と<東亜日報>が各々130万9千部(130万8千部)と128万9千部(128万8千部)で後に続いた。<国民日報>は29万5千部(29万4千部),<京郷新聞>は29万2千部(29万1千部),<ハンギョレ>は28万1千部(27万9千部)であった。

‘発行部数’は新聞印刷部数を言い、‘発送部数’は発行部数中で新聞社が外部に発送した部数を称する。朝中東3社の他に、総合編成チャネル予備事業者である<毎日経済>と<韓国経済>は各々87万7千部(87万5千部)と51万3千部(51万1千部)と現れた。<ソウル新聞>と<文化日報>および<世界日報>の場合、各々17万部(16万9千部),16万2千部(16万2千),8万5千部(8万4千部)を記録した。

この間、言論専門家と広告主たちは新聞の発行部数に‘虚数’が多いとし、有料部数の公開を要求してきた。新聞社が発行部数を誇張し広告単価を高める一方、新聞社の影響力を拡大しようとしているという批判だった。読者購読部数よりはるかに多い新聞を印刷する過程で膨らませるだけでなく、新聞社が無料で配る新聞まで含まれる現在の発行部数では新聞の本当の影響力を測定することは容易ではないからだ。

部数公社機構は新しく改正した‘有料部数認定基準’を適用し、有料部数を算出したが、今回の発表には含めなかった。昨年9月、部数公社機構は‘購読料定価の80%から50%’に基準を低くした。購読料を半分だけ集金しても有料部数1部として認定するという意だ。基準変更について巨大新聞社らの露骨な‘挟み売り’を合法化させる‘不公正行為促進規定’という批判が提起された所以だ。言論市民団体らが新聞告示(購読料の20%までの無償提供紙と景品および2ヶ月の準有価期間だけを許容)を死文化し、新聞市場の混濁を深化させることとして反発したのも同じ脈絡だ。部数公社機構は「昨年の理事会の時、有料部数公開を先送りしてくれという会員会社らの要請があり、来年から公開する予定」と明らかにした。

有料部数を間接的に示す韓国リサーチセンター(HRC)の閲読率調査(国民を対象に特定新聞を実際に読んだか面接調査)結果を見れば、<ハンギョレ>閲読率はこの日に発表された発行部数とほとんど一致した。反面、多数の新聞らは発行部数と閲読率とが大きな差を示した。

放送通信委員会が指定した‘総合編成および報道専門チャンネル事業者新聞部数検証機関’でもある部数公社機構は放送進出希望新聞社らの昨年1~12月発行・有料部数検証結果を該当社に通知したが、対外的には発表しなかった。

イ・ムニョン記者 moon0@hani.co.kr

原文: 訳J.S