原文入力:2010-11-25午前08:42:02(1375字)
創立9周年…市民団体、人権懸案 討論会・1泊2日 籠城
ソン・ジュンヒョン記者
"ヒョン・ビョンチョル委員長様、これ以上 壊れる前に辞めて下さい" 、"ヒョン委員長様、くやしくても、もうこれ以上 人権委の首長でいらっしゃるにはあまりにも難しい状況ではありませんか?"
国家人権委員会創立9周年を翌日に控えた24日、この日も人権委内部掲示板にはヒョン委員長の‘決断’を促す職員たちの文があふれた。人権・市民団体らも25日から1泊2日間、人権委で籠城を行うなどヒョン委員長の退陣を要求する声を高める予定だ。
人権委のある職員は「みじめだ」として‘憂鬱な誕生日’を迎える内部の雰囲気を伝えた。彼は「それでも今まで難しい状況で人権委が役割をよくはたしてきたという評価を受けてきたが、国民の信頼が1年余りで崩れた」とし「しかもヒョン委員長を批判する内部職員の声明に参加した人々や外部寄稿をした職員を探しているという話が出回りながら職員たちの怒りと苦々しさが拡大している」と伝えた。
内部葛藤が大きくなる中で、人権委は創立9周年の25日に記念式の代わりに120人余りの職員がソウル、龍山区、葛月社会福祉館などを訪ね、奉仕活動を行うことにした。ある職員は「奉仕活動も良いが内外の状況が深刻なだけに人権委活動に対する評価と摸索の席が用意されれば更に良かった」としながら物足りなさを表わした。
ヒョン委員長の退陣を促す外部の声も相変らず荒い。‘ヒョン・ビョンチョル委員長退陣要求 人権・市民団体緊急対策会議’(緊急対策会議)は25日午後2時、学界・人権団体の人々を中心に討論会を開くことにした。これらは‘岐路に立った人権委創立9周年討論会’を通じ△李明博政権2年余りの間の人権委評価と人選手続き改善方案△人権懸案に対する政策争点など について議論する予定だ。引き続きこの日夕方7時30分からは人権委前でロウソクのあかり文化祭を開催するのを始め、翌日までヒョン委員長退陣を要求する1泊2日の籠城を行う。光州・釜山地域の市民団体らは24日から地域人権委事務所で籠城を始めた。
民主党も去る22日‘民主党国家人権委員会ヒョン・ビョンチョル事態対策特別委員会’(民主党ヒョン・ビョンチョル特別委)を構成することにし、委員長にチョン・ジョンベ議員を決めた。人権委スタート当時、人権委法制定を主導したチョン議員は「人権委は人権・市民団体の絶え間ない努力と人権委員および職員らの血と汗で‘世界的名品’に成長した」とし「人権委の名声を取り戻す第一歩はヒョン委員長の辞退」と強調した。
一方、人権委は2001年の設立以後 今年10月31日までの勧告受け入れ率が86.0%を記録したとこの日明らかにした。これは昨年集計した8年間の累積勧告受け入れ率(89.1%)より3.1%低くなった数値で、人権委の勧告を受けた機関が勧告を履行する比率が少し下がったことを意味する。
ソン・ジュンヒョン先任記者 dust@hani.co.kr
原文: 訳J.S