原文入力:2010-11-24午前08:30:31(1396字)
外国語成績・校外受賞実績 反映…大教協指針‘知らぬフリ’
イ・ジェフン記者
世界人材選考 要求
外国語高校出身 39%も選び‘形だけの査定官制’指摘
高麗大が2011学年度随時1次募集で入学査定官選考の世界先導人材選考を実施しながら韓国大学教育協議会(大教協)が定めた‘共通基準’に反し公認外国語成績と校外受賞実績を反映したことが明らかになった。この選考を通じて合格した学生の38.8%が外国語高校出身と集計されて、高麗大が事実上の‘外国語高校選考’を‘形だけの入学査定官制’で包装したのではないかという指摘が出ている。
国会教育科学技術委員会所属クォン・ヨンギル民主労働党議員が23日に公開した資料によれば、高麗大は去る8月に発表した2011学年度随時募集要綱の世界先導人材選考提出書類項目で、学校生活記録簿、自己紹介書などの必須項目と共に、公認外国語成績(資格証)と受賞証明も‘該当者は提出可能’と表記した。また‘(面接過程で)外国語能力(エッセイ作成能力含む)をテストすることがある’と明示した。
大教協が去る4月に発表した‘入学査定官制運営共通基準’は‘TOEIC・TOEFL・TEPSなど公認語学試験成績、教科関連校外受賞実績、英語面接などを主要選考要素として反映する場合’を禁止している。イ・ギス高麗大総長は今年4月から大教協会長を受け持っている。教育科学技術部も去る5月18日「TOEIC・TOEFL成績および校外受賞実績など私教育誘発要素は入学査定官選考から除外し、これに反した場合は入学査定官制財政支援対象から除く」と明らかにした経緯がある。
しかし高麗大は世界先導人材選考でTOEFLやTEPSなどの成績と校外競技試験大会受賞実績を学生たちから提出させ、英語面接まで行うなど共通基準に正面から違反した。この選考合格者250人の内、外国語高校出身が97人(38.8%)に達したのもこういう選考方式と関係があると分析される。
高麗大入学処関係者は「私たちはすでに去る2~3月に学生たちに入学選考関連広報を終えたが、大教協が遅れて公文書を送り禁止したことに問題がある」とし「世界先導人材選考は外国語が上手な学生を選ぶが、英語成績を禁止するのは理解できない」と話した。
だが、延世大の場合、高麗大の世界先導人材選考と似たグローバルリーダー選考を2011学年度入学査定官選考から除外した。大教協が今年初めにこの選考を‘特別目的高校選考’と指摘したためだ。
高麗大は世界先導人材選考を含め2011学年度随時募集の7ヶ選考で2656人を入学査定官制で選抜するとし予算を申請し、11億7600万ウォンの国庫を支援された。
クォン・ヨンギル議員は「高麗大の大教協共通基準違反は任期中に入試を入学査定官制でゴリ押しするという政府の速度戦、大学のことならば遠慮なく目をつむる大教協の無能、入学査定官制の趣旨に合わない選考を運営しながらも予算に対しては欲を出す大学の貪欲が現れたもの」と話した。
イ・ジェフン記者 nang@hani.co.kr
原文: 訳J.S