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非正規職 鬱憤 ストライキに正規職が腕まくりで‘応援’

https://www.hani.co.kr/arti/society/area/449651.html

原文入力:2010-11-20午前04:53:32(1890字)
現代車下請け労働者 ストライキ 5日目
支援団設け‘人間の盾’
民主労組 連帯 全面ストライキの動き
現代車は告訴・損害賠償訴訟で応酬

シン・ドンミョン記者

 "仕事をして8年になるが(下請け)業者だけが3度変わりました。その度に契約書を新しく書きました。勤続手当もないけれど、またいつ業者が変わり切られることはないだろうか、いつも不安に怯えていなければなりません。"

 "正規職の同僚と並んで仕事をしても給与は60~70%水準です。同じ人間なのに一級下にいるということと同じでしょう。"

現代自動車蔚山1工場で5日目のストライキ籠城を続けている社内下請け業者のある非正規職労働者は19日、自身の境遇をこのように打ち明けた。彼は「大法院判決出てきた後、こういう境遇から脱することができると思ったが、シート工場でまた業者が変わり、契約書を書かなかったからと工場から無惨に引っ張られて行く同僚を見て、本当にあまりにひどいと思った」と墳痛を爆発させた。

1工場で籠城中の非正規職労働者500人余りは、去る15日朝 シート工場に出勤しようとしていた同僚労働者たちを現代車の管理者らと警察が阻むのに反発し占拠籠城を始めた。食物や敷物のような物品も十分に準備することができなかった。会社管理者と用役警備員らの‘侵奪’威嚇と、現代車が工場の暖房装置まで切った17日からは 夜になれば迫る寒さに対抗している。2・3工場でも200~300余人ずつが籠城を行うなど全国金属労働組合現代自動車非正規職支部所属の蔚山工場労組員1600人余りは5日目のストライキを行っている。蔚山の5ヶ完成車工場の内、アクセント・ベルーナなどを生産する1工場は五日にわたり操業が止まり、2・3工場は会社側が代替人材を投じて動いている実情だ。

以前は非正規職らに‘距離’を置いたりしていた正規職労組員や代議員たちもこれらのそばに立ち始めた。おやつ・防寒服などを持ってきて、工場1階で籠城場を侵奪から守る。18日キム・ホソン現代車1工場長が非正規職労組に‘退去通告書’を渡そうとした時も、正規職労組代議員たちが阻んだ。1工場正規職労働者カン・某氏は「正規職、非正規職 全く同じ作業場で一緒に仕事をする同僚たち」とし「李明博政府が叫ぶ‘公正社会’を実現しようとするなら正規職と非正規職の差別からなくさなければならない」と指摘した。

だが、正規職の‘連帯’の動きは一部に限定されているだけで、正規職労組執行部次元の対応は中途はんぱだ。イ・ギョンフン金属労組現代自動車支部長は「非正規職支部で一方的に打って出たストライキだとし、正規職労組として歩調を合わせることも難しい状態」とし「対話を通じた事態解決努力はするだろう」と話した。

正規職労働者らの7ヶの現場会は最近 非正規職闘争支援団を設け労組執行部に‘連帯闘争’を促した。パク・ユギ金属労組委員長はこの日「来る22日、定期代議員大会で全面ストライキをはじめとする総力闘争を決議するだろう」と明らかにした。ホン・ヨンピョ、イ・ジョンヒ、チョ・スンス議員など野党国会議員らも現場を訪問し、民主社会のための弁護士会は声明を出し現代車側に誠実な交渉を促した。
だが、現代自動車側は‘法の通りにしよう’として不動の姿勢だ。これまでに非正規職労働者64人を業務妨害疑惑で告訴・告発し、65人を相手に計30億ウォンの損害賠償請求訴訟を起こした。ペク・スングォン現代車蔚山工場広報チーム長は「最高裁判決は、訴訟当事者個人に限定された判決であるにすぎず、下請け業者職員らの雇用者が現代車ということを認めたものではない」として「下請け業者労組は交渉相手とはなりえず、これによるストライキは明白な不法」と話した。警察は今までに73人を連行し、この内 チョン・某(52)氏など2人の拘束令状をこの日申請した。

これに対抗し用役警備員らに暴行を受けケガをした人々をはじめとする非正規職労働者36人もカン・ホドン現代車副社長など12人を警察に告訴した。イ・サンス金属労組現代車非正規職支部長は 「現代車側が直接交渉の場に出てきて正規職転換要求を受け入れることだけが唯一の解決策」と話した。

蔚山/シン・ドンミョン記者 tms13@hani.co.kr

原文: 訳J.S