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人権委常任委員に‘ニューライト’ホン・ジンピョ氏

原文入力:2010-11-19午前09:00:41(929字)
ハンナラ推薦… "人権理念化" 反発 強まる

イ・ジョンエ記者、イ・セヨン記者

ハンナラ党は18日、空席となった国家人権委員会常任委員(ハンナラ党持分)にニューライト人士であるのホン・ジンピョ(47・写真)氏を推薦した。ヒョン・ビョンチョル委員長の独断的な運営などで人権委が内紛になっているなかで、キム・ヨンヘ弁護士(大統領推薦持分)に続き、再び‘政府側指向’の政治的人物が常任委員に推薦され論難が加熱する展望だ。

ホン候補者はヒョン委員長の一方的組織運営に反発し、去る1日に辞退したムン・ギョンナン常任委員の後任として推薦され、25日の国会本会議議決を経て人権委常任委員に任命される予定だ。

光州出身のホン候補者は、ソウル大総学生会事務局長、全国民族民主運動連合部長、祖国統一汎民族連合幹事などとして1980年代学生・統一運動に積極的に参加し、思想転向した後には北韓批判に積極的に出るなどニューライト運動の先頭に立ってきた。去る大統領選挙時は李明博候補を積極的に支持した。

ニューライト運動理論誌である季刊<時代精神>編集者を務めているホン候補者は、ろうそくデモを "偽りと狂気の100日" と非難したことがある。また、最近では人権侵害と違憲論難を起こした‘G20特別法’を擁護することもした。先立って2008年大統領府市民社会秘書官候補に上がったが、市民社会の反対で落馬した経緯がある。

ウ・ウィヨン民主労働党スポークスマンはこれに対し 「MBコード人事の委員長により満身瘡痍となった人権委を完全に窒息させるという意図」と批判した。

新社会連帯もこの日声明を出し 「大統領府に続き、ハンナラ党が再び国民意見を無視し人権と関係なく政治的活動をしてきた人物を委員に推薦し、人権を理念化、政治道具化した」と明らかにした。

イ・ジョンエ、イ・セヨン記者 hongbyul@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/449467.html 訳J.S