原文入力:2010-11-19午前09:03:24(1317字)
弁護士 "司法府 過去清算 契機とすべき"
検察 "確定判決に対する再評価は慎重に"
キム・ナムイル記者
←無念の死 明らかになるか 竹山 ?奉岩の遺族が18日午後、ソウル、瑞草洞の最高裁大法廷で‘?奉岩事件再審公開弁論’が始まるのを待っている。 キム・ミョンジン記者 littleprince@hani.co.kr
1959年2月27日。キム・セワン(裁判長)、キム・ガプス(主審)、ホ・ジン、ペク・ハンソン、ビョン・オクチュ最高裁判事が法廷に座った。‘反共検事’として有名なオ・ジェド検事と弁護団も席を占めた。「進歩党の政治綱領・政策はなんら憲法に背く点がない。?奉岩を除く各被告人たちは国家変乱目的を発見できないので無罪、?奉岩は死刑。」昼12時20分。裁判長の宣告が終わった。
その年の7月31日午前11時、ソウル刑務所(ソウル拘置所の旧名)。キム・ガプス最高裁判事が死刑確定に対する再審請求を棄却し17時間後に竹山 ?奉岩(当時60)の死刑が執行された。この日午前、弁護人らと再審請求を再び行うことを決めた家族たちはうろたえた。?奉岩の長女 チョ・ホジョン(当時31)氏は通りに張り出された‘張り紙’を見てソウル刑務所に走って行き、お父さんの遺体を要求した。刑務所は‘規則上24時間が過ぎてから引き渡すことができる’として拒否した。
当時 「子供としての務めで無念この上ない」としたチョ・ホジョン氏が18日午後2時、当時の父親の年齢を遥かに越えた82才のからだをおして最高裁大法廷に再び出てきた。51年ぶりに父親の無罪を要求する席だった。 「50年をそう思って生きてきました。とてもうらめしいです。とても遅くなりました。それでも良い結果が出そうです。」
この日、最高裁全員合議体(主審 パク・シファン最高裁判事)は‘平和統一スローガンの下、北韓と内通し大韓民国を転覆しようとする目的で進歩党を作った’という罪を着せられ死刑が執行された?奉岩の再審事件公開弁論が開かれた。先立って全員合議体は先月29日‘民間人に対する捜査権がない陸軍特務隊が?奉岩らを立件し被疑者として尋問したことは明白な職権乱用’とし、再審を決めた経緯がある。
遺族たちが請求した再審事件の弁護を引き受けたチェ・ビョンモ弁護士はイ・ヨンフン最高裁長官など最高裁判事12人(ヤン・スンテ最高裁判事 空席)を前にして 「当時、李承晩独裁政権が政権延長のために政治的ライバルである竹山を司法的に除去した事件であり、今回の再審は司法府にとっては誤った判決を正す過去清算の意味もある」と話した。反面、検察は「関連者の大部分が死亡しており記録だけが残っている状況で、確定した判決に対する再評価は慎重を期さなければならない」と対抗した。
キム・ナムイル記者 namfic@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/449469.html 訳J.S