原文入力:2010-11-18午前09:55:56(1181字)
国土部集計で平均を上回る
チェ・サンウォン記者
政府が去る15日、慶南道から4大河川事業権を回収する際に「慶南道が政府委託事業の履行を拒絶したために、慶南道代行区間工程率が洛東江全体の工程率より大きく低く困難を来たした」とその理由を明らかにしたが、これは事実と異なることが確認された。
17日<ハンギョレ>が入手した国土海洋部の‘4大河川事業内部管理体系’(FIMS)資料によれば、去る11日現在の洛東江の慶南道委託区間工程計画率は18.04%、工程実績率(工程率)は18.59%で、計画より高い103.06%の達成率を記録している。だが、国土部は「10月末基準で慶南道区間工程率は16.8%で、洛東江全体工程率32.3%より大幅に低い」という点だけ浮上させ、慶南道代行区間の達成率が計画より高いという点や慶南道委託区間の工程計画率が低いという点は明らかにしなかった。
慶南道の工程計画率が低いのは13ヶ工区の中で10ヶ工区が今年5月に発注した2段階区間であるためだ。反面、達成率が少し高いことが明らかになった慶北地域は13ヶ工区の内 8ヶ工区が昨年12月に発注した1段階区間だ。
慶南道の達成率は2段階区間の多い大邱市委託区間64.10%、釜山市委託区間72.07%よりはるかに高い数値だ。また、慶北道委託区間105.50%、釜山地方国土管理庁施行区間104.35%、韓国水資源公社施行区間106.60%に匹敵する。4大河川事業を行っている全国12市・道の中で、慶南道より達成率が高いところは慶北道・大田市など2ヶ所のみだ。全国平均は93.03%であり、慶南道より10%以上遅れている。
慶南道は17日 「慶南地域事業は当初計画より一歩先行して進行しているが、慶南道が政府委託事業の履行を拒絶したということは事実ではない」として「政府発表は詐欺」と非難した。
これに対し、国土海洋部4大河川推進本部関係者は「事業権回収は単純に工程率だけを持って判断したことではなく、事業施行意志を複合的に判断し結論を下したこと」と話した。
一方、慶南道傘下の洛東江事業特別委員会はこの日、金海市庁と密陽市庁で住民説明会を開き 「慶南より事業進展率が低い地域が多いが、慶南だけを問題にすることは公平性に合わない」とし「何よりも330万慶南道民の生命と財産がかかる問題を速度戦式に接近してはならない」と指摘した。
昌原/チェ・サンウォン記者、パク・ヨンニュル記者 csw@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/area/449225.html 訳J.S