原文入力:2010-11-12午前08:38:43(1453字)
G20会議コエックス周辺風景
1人示威 外国人 追い出し 焼身企図 30代連行‘厳戒’
住民たち 不満訴え あふれる…12日 地下鉄 三成駅 無停車
イ・スンジュン記者
主要20ヶ国(G20)首脳会議が開幕した11日、会議が開かれるソウル江南区、三成洞のコエックスは外部の人の出入りを徹底的に封じ込め、それこそ都市の真ん中に浮かんでいる島のようだった。
行事場所周辺は早朝から緊張感が漂っていた。この日午前地下鉄2号線 三成駅周辺には前日より更に増えた警察兵力が路地の隅々まできめこまかく配置された。警察が10日12時に設置した高さ2mの安全防護壁も行事場所周辺1.2kmを取り巻いた。
会議場周辺で‘別の主張’をした人々は無惨に追い出された。この日午前、コエックス東門前で‘4大河川事業は誰のためのものか? 4大河川事業に反対する’という内容が書かれた立て札を持ち1人示威を行っていた30代男性は、警察と警備要員らに強制的に連行された。それから1時間も経たずに同じ場所で一人の外国人男性が‘recession is the medicine(不況が薬だ)’と書かれた立て札を持ち立っていて、警護区域外に追い出された。警察は「1人示威が行事を邪魔する恐れがあり警護安全特別法により安全区域外に移動措置している」と説明した。
この日午前11時頃にはキム・某(38)氏が「G20首脳会議に反対する。李明博政府糾弾する」と叫び、からだにシンナーをふりまき焼身を試みたが警備要員らの制止を受けソウル 江南警察署へ連行された。警察は「職業と住居地が不明のの女性で、調査過程で精神異常の症状が見え応急医療機関へ移送した」と明らかにした。
ものものしい警備による市民の不満の訴えも相次いだ。この日インターネット ツイッターには「換気をしようとして会社の窓を開けたところ、警察が向い側のホテルにG20の人々が宿泊しているとし、窓を閉じろと連絡してきた。屋上まで立入禁止にさせてひどい」等、コエックス周辺会社員らの不満がひっきりなしに上がってきた。
この日、コエックスモールの商店は大部分が店を閉め、一部の大型ブランドとフランチャイズ売り場だけが営業を行った。ある化粧品店の従業員は「会社方針のために店を開いたが売り上げは大幅に減った。明日はほとんどすべての売り場が店を閉める」と伝えた。
行事場所周辺の永東大路とテヘラン路は憂慮とは裏腹に通行する車両が大幅に減り閑散としていた。警察庁はこの日「朝7~9時の間の交通量を測定した結果、先週木曜日に比べソウル全体の交通量が3%(1万2107台)減り、江南地域は7.4%(1万967台)減った」と明らかにした。警察は「市民が自律2分制に積極的に参加し全般的に交通量が減ったようだ」と説明した。
一方、コエックス周辺は12日0時から夜10時まで一般人の出入りが統制される。行事場所を囲んでいるアセム路と奉恩寺路は1車線を除いて全て統制され、永東大路とテヘラン路は車道の半分を利用できない。奉恩寺路を通る市内バスは周辺道路で迂回し、地下鉄2号線も三成駅では停車しない。 イ・スンジュン記者 gamja@hani.co.kr
原文: 訳J.S