原文入力:2010-11-11午後08:25:57(1151字)
驪州 ヨガンキル・忠州 ピネヌプ‘守らなければならない自然遺産賞’選定
行事主催 ナショナルトラスト "市民団体 独立性 き損" 批判
ナム・ジョンヨン記者
←ピネヌプ全景。写真チェ・ジョンカン氏、韓国ナショナルトラスト提供
政府関係者が市民団体の主催した‘必ず守らなければならない自然文化遺産賞’授賞式に授賞者として出席し、‘4大河川事業’区間が賞を受けているとし突然に授賞を拒否し論難がおきている。
11日、韓国ナショナルトラスト関係者などの話を総合すれば、去る8日 ソウル、芸場洞の文学の家でナショナルトラストが主催した‘必ず守らなければならない自然文化遺産賞’授賞式が開かれた。2000年から毎年、生態・文化的に保全価値が高い地域を選ぶこの賞には、今年 4大河川工事区間である京畿驪州のヨガンギル(山林庁長賞)と忠北忠州のピネヌプ(ナショナルトラスト賞)を含め計5ヶ所が選ばれた。
だが、大邱の望月池に環境部長官賞を授賞するために参加した環境部幹部は「今回の賞に4大河川工事区間が2ヶ所も含まれており、賞を与えることはできない」とし席をはずした。続けて忠南泰安の安基里干潟に国土海洋部長官賞を授賞に出てきた国土海洋部幹部は授賞式途中で発言機会を要請した後「政府の立場と違う内容は政府の表彰対象とするな。行為で意見衝突がないことを望む」と話し、一部参席者らの抗議を受けた。
ヨガンギルは絶滅危機種の層層アマドコロとプラウ渡し場など自然・文化遺産が豊富な55kmの探訪路で、昨年 文化体育観光部の‘話してあげたい文化生態探訪路’に選ばれた経緯がある。ピネヌプは丹陽ヨメナとシロクビチドリなど絶滅危機種が棲息する90万㎡の湿地だ。2ヶ所は4大河川浚渫作業で水に浸るなど一部が毀損される予定だ。
ナショナルトラスト関係者は 「進歩・保守を分けずに自然保全のために民・官が協力しようというのが私たちの団体と今回の賞の趣旨」として「4大河川区間に長官賞を与えたわけでもないのに、自然保全運動を祝う席でこういう行動をとったことは遺憾だ」と明らかにした。
環境部と国土部は毎年この行事を支援してきたし、今年は行事費3000万ウォンの内、各々200万ウォンずつを後援した。環境部関係者は「4大河川事業で環境が改善されるにも関わらず、該当地域を保全しようとして賞を与えているので問題提起をした」と話した。
ナム・ジョンヨン記者 fandg@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/environment/448277.html 訳J.S