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敏感懸案は謝絶、G20質問だけしなさい

https://www.hani.co.kr/arti/society/media/446944.html

原文入力:2010-11-03午後08:00:50(949字)
大統領府 一方的広報会見 依然

キム・ジョンピル記者

13ヶ月ぶりの記者会見も‘一方通行式広報’に終わった。李明博大統領は3日大統領府で開かれた‘G20首脳会議’関連内外信記者会見で、検察の民間人査察捜査・南北首脳会談のような国内懸案に対する質問は大部分無視した。代わりに記者会見の主題である‘G20’広報だけに注力した。
この日の記者会見は昨年9月、G20首脳会議誘致特別記者会見が開かれ1年1ヶ月ぶりだ。当時の会見でも大統領府はG20のみに質問を限定し、最大懸案だった世宗市問題さえ言及しなかった。

イ大統領就任後、2年8ヶ月間にG20関連の2回を含め計4回の公式記者会見があった。2008年4月13日には米・日歴訪関連記者会見が、同年6月22日には牛肉交渉関連特別記者会見が開かれた。2年前には懸案に対する質問応答があった。 結局、大統領府出入り記者らは2008年以後2年以上にわたり大統領ときちんとした記者会見を出来ずにいるわけだ。

3日、質問者として出た国内記者7人の内、5人はG20関連質問に集中し、残り2人が南北首脳会談と改憲、検察の一部大企業・民間人査察捜査などに対し簡略に質問した。大統領はG20以外の主題は記者会見で扱うことが適切でないとの反応を示した。

イ大統領は改憲関連質問には「憲法改正に対してはこの席で答える懸案ではないようだ」とし 「今日この問題はあまり大きく扱わずにG20を扱ってくれ」と話題を変えた。‘大統領府不法携帯電話’問題が大きくなり最大懸案に浮上した検察の民間人査察捜査関連質問や南北首脳会談は最初から答弁で言及さえしなかった。

パク・ヨンソン言論連帯対外協力局長は「大統領として国民が心配している質問を避けることは、国民の知る権利を無視する身の振り方」とし「国民との疎通は無視しG20首脳たちとの疎通を強化するのが国の品格を高めることなのか疑問だ」と話した。

キム・ジョンピル記者 fermata@hani.co.kr

原文: 訳J.S