本文に移動

"小学生 為替レート 勉強・公務員 街頭清掃…韓国は今 G20熱病"

https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/446759.html

原文入力:2010-11-02午後08:57:13(1159字)
ブルームバーグ‘動員体制’風景 報道

イ・ポニョン記者

小学生も為替レートを勉強し、政府は前例のない水準の示威鎮圧を予告し、公務員たちはもちろん企業と大衆スターたちにも総動員令がおりたようにして…。

米国の<ブルームバーグ ニュース>が1日(現地時間)主要20ヶ国(G20)ソウル首脳会議を10日ほど後に控えた韓国の過剰熱気を皮肉る記事を載せた。"子供たちが外国為替取り引きを勉強するほどG20に対する熱狂がソウルをひきつけている" という題名の記事は、外国言論の目に写った全体主義的風景の事例を詳しく伝えた。

<ブルームバーグ ニュース>は "市庁職員たちが事務室を離れ街の清掃に出るかと思えば、政府が市民たちを動員する中で7才の子供までが経済を勉強している" と報道した。

記事は "ソウル中心街の電光掲示板は11~12日バラク・オバマ米国大統領と胡錦濤中国国家主席が訪問する時、礼儀作法に気をつけようとして、1000万市民を教え導いている" 、"ある小学校4年生は‘韓国がG20首脳会議開催国に選ばれた時は涙があふれ、胸中に愛国歌が鳴り響いた’という文をインターネットに載せた" とし、民官を問わずG20首脳会議が支配する韓国社会の雰囲気を描写した。政府のテレビ広告を通じた宣伝、大学修学能力試験延期、現代自動車とKTの各国代表団無料支援、キム・ヨナ、パク・チソン氏の広報大使選定なども熱狂的雰囲気を示す事例として取り上げられた。

記事は李明博大統領の認識や意図がこういう動員体制的雰囲気と関係がなくはないということを皮肉った。

軍警6万名を行事警護に動員することにしたイ大統領が、先月18日ラジオ演説で今回の会議が韓国を "世界史の堂々たる主体" にすることだと公言したことに言及したのもそのような脈絡だ。

この記事は一方 "強圧的デモ鎮圧術が高位職訪問者らに良く見えはしない" とし、 "暴力デモには今までに見られなかった強硬な方式で対応する" という政府の立場と対応が韓国のイメージを引き降ろしかねないと指摘した。

シンガポール政府は2006年世界銀行・国際通貨基金(IMF)総会の時、警察官1万人を動員し屋外集会を基本的に禁止したが、ポール・ウォルフォウィッツ当時世界銀行総裁から "シンガポールの名声が大きな打撃を受けた" という話を聞いただけだということだ。

イ・ポニョン記者 ebon@hani.co.kr

原文: 訳J.S