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G20ポスターにネズミ描いたからと拘束令状申請?

原文入力:2010-11-03午前09:37:14(980字)
裁判所、逃走および証拠隠滅の憂慮なく令状棄却
パク氏 "政府が儀礼的行事をあまりに大げさに包装…"

←G20広報ポスターにネズミの絵。ホームページに飛び交う写真.

警察が主要20ヶ国(G20)ソウル首脳会議公式ポスターに風刺絵を描いた市民を強制連行した後、拘束令状を申請したが裁判所から棄却された事実が一歩遅れて明らかになった。警察がG20会議を控え過剰対応をしているという批判が出ている。

2日ソウル、南大門警察署などの説明を総合すれば、警察は先月31日、G20公式ポスターに風刺絵を描いたパク・某(40・翻訳家)氏など2人を緊急逮捕した後パク氏に対し暴力行為など処罰に関する法律違反(共同損壊)疑惑で拘束令状を申請した。しかし裁判所は2日「逃走および証拠隠滅の憂慮がない」とし令状を棄却した。警察によれば、これらは先月31日午前1時30分頃、ソウル、中区のロッテデパート周辺の街頭販売台に貼られたG20広報ポスター7枚に、黒色スプレーを利用してネズミの絵を描き損傷した疑惑を受けている。これらが描いた風刺絵は「世界が大韓民国を注目しています」という字句とともに世界地図を土台に青紗提灯が描かれたG20公式ポスターの右側にネズミが提灯の取っ手を握っている姿だ。

パク氏は「会員国が回り持ちで主催する儀礼的な行事を政府があまりに大げさに包装しているようで風刺したかっただけなのに、警察が拘束令状まで申請して驚いた」と話した。パク氏の弁護人であるパク・ジュミン弁護士は「わずか数ヶ月前にもソウル市広報ポスターに大学生らが風刺文を書いたのが放送に出てきたが何の問題にもならなかったが、警察がG20を控え見せしめにパク氏をこらしめてくれようとしたようだ」と話した。

これに対しチョ・チャンベ南大門署刑事課長は「国益のために重要な国際行事を控え国の品格を高める国家広報物を汚すことが(市民の)正常な思考とは考えにくいうえに、懸案が軽くないと判断し拘束令状を申請しただけ」と明らかにした。

eニュースチーム.

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/446835.html 訳J.S