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検察、裁判所を訪ね‘4大河川訴訟 速度戦’要求

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/446448.html

原文入力:2010-11-01午前09:38:37(1348字)
ソウル高等検察庁 訟務部長-裁判長 不適切な出会い
不公正裁判 憂慮…原告側 忌避申請 出すことに

ソン・ギョンファ記者、ノ・ヒョンウン記者

国家を相手とする訴訟を指揮するソウル高等検察庁訟務部長が‘4大河川訴訟’を審理しているソウル行政法院の法院長と裁判長執務室を訪ね‘訴訟が遅滞している’とし、早急な進行を要求した事実が明らかになった。その後に開かれた裁判で裁判所は‘立証機会をさらにくれ’という原告側要請を受け入れずすぐに宣告期日を決めた。

去る19日午前、カン・ギョンピル ソウル高等検察庁訟務部長は、4大河川漢江区域周辺住民など6194人が国土海洋部を相手に出した工事取り消し請求訴訟を審理しているソウル行政法院の法院長と裁判長執務室を相次いで訪問した。高等検察訟務部長は国土部を相手にした4大河川訴訟を政府側で総指揮する職責だ。

イ・ジェホン法院長は31日「訟務部長が訪ねてきて‘4大河川事件がとても遅滞している’と言うので‘私が部長判事らに事件に対して話したことはない’と答えた」と明らかにした。裁判長のソウル行政法院行政6部キム・ホンド部長判事は「公判業務で以前から知っている間柄で、ただ挨拶しに来ただけ」 と話した。

カン訟務部長はこれに対し 「(4大河川訴訟が)我々の事件であるから会った」と話した。彼は‘不適切な行動ではないか’という指摘に対し 「裁判所が我々の言葉だけを聞くか」と答えた。

大法院の‘裁判官の面談などに関する指針’は裁判進行場所として執務室を指定するなど例外的ケースを除いて裁判官が弁護士・検事および一般人と法廷以外の場所で接触することを禁じている。指針はこういう規定を設けた理由を‘裁判手続きの透明性と公正性を保障するために’と説明している。ソウル裁判所のある判事は「裁判所にスクリーンドアを設置したのは、全てそんなことを防ぐという趣旨」として「判事と検事が別に接触したことは大きな問題」と話した。

一方、去る29日、ソウル行政法院で開かれた弁論公判で原告側と裁判所は裁判終結可否を巡り葛藤を生じさせた。原告側は 「工事関連政府機関などの事実照会回答が10月中旬にきて、水質関連データなど決定的証拠を政府側が出さないなど原告側立証機会が充分でなかったので時間をさらに欲しい」と要請したが、裁判所は裁判をこの日に終え来る12月3日に宣告することにした。

これに対し弁護団は「不公正な裁判」とし裁判所に対し1日‘忌避申請’を出す予定だ。原告側は「水質問題がさらに論難となり堰の数も多い洛東江より相対的に国家側が有利な漢江から先に‘初判決’を受けてみようとする政府側の姑息な手が作用した」と裁判進行の公正性に問題を提起した。現在、釜山地方裁判所で審理中の‘洛東江’訴訟は来る12日に結審した後に宣告期日を決める予定だ。

ソン・ギョンファ、ノ・ヒョンウン記者 freehwa@hani.co.kr

原文: 訳J.S