原文入力:2010-10-30午後04:11:22(1694字)
ホームページ通じて関税士らに慶弔事 堂々と公示
慶弔事の時間と場所、口座番号まで詳細に案内
←仁川空港税関職員らが8日、仁川空港税関指定保管所で航空貨物を通じ密搬入しようとしたが摘発された市価27億ウォン分のニセ物名品を分類している。 昨年、ニセ物名品を航空貨物を装い国内に密搬入しようとして摘発された事例は前年に比べ135.7%増え計66件に達する。押収されたニセ物名品数も2005年1万278個から昨年9万2956個に大きく増えた。 永宗島/キム・ジンス記者 jsk＠hani.co.kr
関税庁公務員たちの慶弔事情報が、これらの管理・監督を受ける関税士らのホームページに堂々と案内されていることが明らかになった。慶弔事の時間、場所などが書かれた公示には該当公務員の口座番号まで案内されており、公示文は関税士事務所にファックスでも転送されていた。現行公務員服務規定には、公務員が職務関連者に自身の慶弔事を知らせることができなくなっている。
29日、韓国関税士会仁川空港支部ホームページの消息蘭‘その他慶弔事’欄を確認した結果、この掲示物には関税庁仁川空港税関公務員たちの慶弔事の便りが最近まで頻繁に上がっていた。今月も仁川空港税関携帯品通関局のある課長の父親の葬儀が公示されたが、葬儀場と出棺日時、埋葬地、連絡先、口座番号など詳細に案内されていた。
去る5年間、該当掲示板を通じて公示された公務員の慶弔事は計66件だったが、この内 口座番号を公示した父親・母親・義父・義母・兄弟・祖父母の葬儀などは35件だった。残りの掲示には関税庁公務員の子供の結婚式や本人結婚式などで、結婚式案内は口座番号なしで時間・場所などが公示されていた。
関税士会仁川空港支部に登録され、通関手続きと関税法上の争議・訴訟手続きを代理する関税士は250人余りで、これらは関税庁傘下仁川空港税関輸出入通関局、携帯品通関局、調査監視局などに所属した公務員たちの監督を受ける立場だ。‘関税庁公務員行動綱領’4章19条は‘公務員は職務関連者や職務関連公務員に慶弔事を知らせてはならない’と規定している。ある関税士は「関税庁公務員は特別司法警察としての調査権など強大な力を持っており関税士らに及ぼす影響が大きい」とし「こういう公務員たちが自身の慶弔事を知らせる行為は事実上 祝儀金・弔意金の強要とみるべきだ」と話した。
これに対し関税庁仁川空港税関関係者は「関税庁公務員たちが慶弔事を関税士らに公式に知らせることができず、非公式的に消息を伝えたが、関税士らが自分たちでこういう便りを整理しホームページに公示したものと理解する」と解明した。この掲示板を通じて慶弔事を知らせたある公務員は「私が直接 慶弔事を知らせたり口座番号を与えたのではなく、所属部署で慣行的にそのように処理したようだ」として「関税士らから受け取った弔意金がいくらなのかは覚えていない」と話した。
だが、個人の口座番号は公務員自らが知らせなければ関税士らが簡単には知り得ない情報だという点で、こういう解明は説得力が劣る。韓国関税士会仁川空港支部は<ハンギョレ>の問い合わせを受けた直後、関連掲示物を全てホームページから削除した。
関税庁はこの日「所属公務員たちが直接 慶弔事を知らせたというよりは、関税士会側が非公式的に慶弔事情報を収集し公示してきたと見られる」としつつも「関税庁監察チームが直ちに関税士会支部の慶弔事欄運営方式に対する実態調査を始めるだろう」と明らかにした。関税庁はまた「調査の結果、関税庁公務員たちが自ら慶弔事を公示した事実が明らかになれば適切な措置を取り再びこのようなことが起きないようにする」と付け加えた。 イム・ジソン記者 sun21＠hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/446374.html 訳J.S
