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北、コメ 50万t・肥料 30万t 支援要請

https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/445890.html

原文入力:2010-10-28午前09:00:35(1186字)
赤十字会談で離散家族対面 定例化 連係 公式要求
南側 "当局検討懸案" …来月25日に再論議へ

イ・ジェフン記者

26日から開城の子南山旅館で開かれた南北赤十字会談で、北側が南側に大規模なコメと肥料の支援を公式要請した。南北は来月25日に再び赤十字会談を開き今回の会談で具体的合意に至ることが出来ない離散家族定例化および大規模対北韓支援問題など相互提起懸案を続けて論議することにした。

南側首席代表のキム・ヨンヒョン大韓赤十字社事務総長は27日夕方、会談終了後に開城子南山旅館で進行したブリーフィングで 「北側は離散家族問題解決と共に人道主義的協力事業を活性化するべきで、コメ50万tと肥料30万tの支援を要請した」と明らかにした。キム首席代表は「我々の側は大規模支援は赤十字次元で決定できるものではなく、当局で検討する懸案だと説明した」と付け加えた。

また、北側は「離散家族対面正常化のためには対面場所問題が決定的に解決されなければならない」とし「金剛山観光再開問題と関連した実務会談が早く開催されなければならない」と主張したとキム首席代表は伝えた。

南側会談関係者は「北側は離散家族問題と人道的支援問題を連係させる態度を示した」と話した。この関係者は「金剛山離散家族面会所没収措置は我々が認めないものであり、北韓が自ら解かなければならない問題」とし「金剛山観光問題は離散家族問題とは別個に、対面定例化と関連させてはならないという立場を明確にした」と付け加えた。

南側は来月25日に赤十字会談の場所として南側地域のムン山(ムンはサンズイに文)を提示したが、北側が確答をせず、開城工業団地管理委員会を通じて協議していくこととした。

北側が今回の赤十字会談で南側に大規模コメ・肥料支援を公式要請し、南側代表団がこういう事実を言論に公開することにより、今後この問題が南北当局間はもちろん韓国社会内部でも争点に浮上する展望だ。

だが、政府当局者は「大規模対北韓支援は全般的な南北関係状況などを考慮して決める懸案」としつつ、ひとまず留保の態度を示した。政府関係者は「北側の支援要請に対し今後 政府内部で検討するだろうが、政界と民間側の世論動向も変数」と話した。政府の別の関係者は「大規模対北韓支援問題は赤十字会談だけでなく多様な水準の当局間会談などの色々な協議通路を検討してみることができる」とし、この問題協議のための当局間会談開催の可能性を排除しなかった。

開城/共同取材団、イ・ジェフン記者 nomad@hani.co.kr

原文: 訳J.S