原文入力:2010-10-26午前09:17:11(1147字)
検察、押収コンピュータからファイル復元
新証拠にも手をこまぬき論難起きる見込み
キム・テギュ記者
国務総理室 公職倫理支援官室が‘キム・ジョンイク氏 不法査察’事件を大統領府民政首席室に報告したという痕跡が再び明らかになった。イ・インギュ(54・拘束起訴)前支援官の‘大統領府民政首席室随時報告’証言、支援官室点検1チーム員ウォン・某(54・不拘束起訴)氏の手帳で確認された‘BH(大統領府)指示事項’字句に続き、キム氏事件を大統領府に報告したという情況が捉えられたことにより、大統領府が不法査察を知っていたという疑惑がより一層説得力を得るものと見られる。
民間人不法査察事件を捜査してきたソウル中央地検特別捜査チームは、公職倫理支援官室から押収捜索してきたコンピュータ ハードディスクを最高検察庁科学捜査センターに委任し復元する過程で‘タウム(童子花).hwp’という報告書の痕跡を‘最近開けてみたファイル情報’から捜し出した。‘童子花’はインターネット ポータル タウムでブログ活動をしたキム・ジョンイク氏のIDだ。
このファイルは特に‘081001民政首席報告用’というフォルダに入っていたが、このファイルが作成された日(2008年10月1日)は9月29日に支援官室職員らがキム氏が代表だったKBハンマウム(後ほどNSハンマウムに変わった)を押収捜索した直後だ。キム氏の不法査察事件が大統領府民政首席室に報告されたと推定できる内容だ。同名のファイルは‘0927 BH報告’フォルダにも登場する。また、この名前のファイルは‘1001総理報告’というフォルダにもあることが確認され、民間人不法査察内容が報告書形態で大統領府だけでなく総理にまで報告されていたという疑惑が提起されるものと見られる。
しかし、特別捜査チームは大統領府の解明どおり、大統領府と不法査察は何の関連もないと結論を下した。このために検察が新しい証拠を確保しても積極的に追加捜査を進行しなかったという論難が大きくなる展望だ。
これに対しシン・ギョンシク ソウル中央地検1次長検事は25日「(コンピュータ ハードディスク復元過程で)報告書形態の題名が現れたことは事実だが、文書の題名だけで実際にクリックして内容を見ようとしても何も見えない」として「こういう事実を検察が裁判所にすでに(捜査記録として)提出した」と話した。
キム・テギュ記者 dokbul@hani.co.kr
原文: 訳J.S