原文入力:2010-10-22午後08:51:59(1529字)
4大河川 設計流出疑惑に "施工社が工事後に変えた"
実際契約前 発注機関に‘浚渫量調整要請’露見
パク・ヨンニュル記者、イユ・チュヒョン記者
入札情報事前流出疑惑が起きている4大河川事業の洛東江24工区ターンキー(設計施工一括)発注(<ハンギョレ> 22日付1面参照)と関連し、国土海洋部が偽り解明をしたことが遅れて明らかになった。
国土部が入札前から洛東江24工区の浚渫量を減らすよう非公開公文書で指針を下し、これをそのまま入札提案書に反映した大宇建設が工事を獲得したことに対し、‘浚渫量縮小は施工業社が工事施行過程で設計変更を要請したことに伴うもの’と解明した。
去る6日、国会国土海洋委員会のキム・ジンエ議員(民主党)は「国土部が洛東江24工区現場の設計変更が必要なのに、4大河川事業の工期を合わせるため便法入札を強行し監査院もこういう問題点を把握しても監査結果を公開しなかった」という内容の記者会見を行った。
国土部は昨年6月、洛東江24工区(漆谷堰)に対し浚渫量3500万立方M規模で工事入札公告を出した。だが、2ヶ月後 国土部は工事発注を任せた釜山地方国土管理庁と水資源公社に‘浚渫土調整方案お知らせ’という非公開公文書を送り、浚渫土処理場確保困難などを理由に洛東江24工区の浚渫量を52%(1870立方M)減らすようにした。キム議員は 「このように大幅な設計変更がある場合、入札公告を再実施することが原則だが、国土部は入札公告をやりなおせば4大河川事業の工期が遅れることを憂慮し、既存公告のままで入札を強行した」とし解明を要求した。
すると国土部が同日、解明資料を出し 「2009年8月には実施設計適格業者が選ばれず、浚渫量縮小の規模を確定しにくく民間業者が創意的な技術力を発揮し浚渫土処理方案を樹立できる余地があるので再入札公告をしなかった」と説明した。また「(その後)施工社が工事施行過程で浚渫土処理が難しいという結論を下し、浚渫量を縮小する設計変更要請を行い適法措置により検討している」と明らかにした。
だが、キム・ジンエ議員が21日に公開した国土部の非公開公文書によれば、国土部はターンキー入札が終えられる前の昨年8月13日、24工区浚渫量の縮小を確定した。その後、24工区入札で1等を占めた大宇建設は9月14日、釜山庁に提出した設計の中に浚渫量を3000万立方Mから1870万立方Mに縮小するという提案を盛り込んだ。その上、当時 評価委員として参加した国土部幹部は、大宇建設の設計案に最も高い点数を与えた理由を、浚渫計画変更を挙げた。結局、国土部が浚渫量縮小を要求し、これを入札に参加したある業者が正確に入札提案書に入れ工事を獲得したわけだ。しかし、国土部関係者は22日 「洛東江24工区の浚渫土縮小はまだ確定したことではなく、国土部と大宇建設の計画値が一致したのは偶然にすぎない」とし既存解明を繰り返した。
一方、チョン・ジョンファン国土海洋部長官はこの日、国会国土海洋員会国政監査で洛東江24工区入札情報事前流出論難と関連し 「徹底的に調査し国会に報告する」とだけ話した。国土海洋委所属民主党議員らは25日頃、国土海洋部長官、釜山国土庁長、大宇建設入札担当者、審査委員などを検察に告発する予定だ。
パク・ヨンニュル、イユ・チュヒョン記者 ylpak@hani.co.kr
原文: 訳J.S