本文に移動

4大河川 入札情報 事前流出 疑惑

https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/444974.html

原文入力:2010-10-22午前08:55:56(1534字)
昨年 洛東江24工区 落札受けた大宇建設
広告しない‘浚渫量縮小’正確に合わせ提案
大宇建設 "偶然の一致"

イユ・チュヒョン記者

4大河川事業中、洛東江流域のある工事区間に対するターンキー(一括発注)入札過程で、政府が内部的に定めた指針が事前に特定建設業者に流出し、これを土台に該当業者が工事を獲得したという疑惑が提起された。公正取引委員会が昨年、ターンキー入札企業等の八百長(談合)疑惑が濃厚だとみて調査を始めたが、洛東江の大部分の工区の入札を担当した釜山地方国土管理庁に対しては調査しなかった事実も明らかになった。

キム・ジンエ民主党議員は21日、国会で記者会見を行い 「釜山地方国土管理庁が昨年9月、洛東江24工区1次ターンキー公募をしながら、一ヶ月前に国土部から非公開で伝達された‘浚渫物量調整’事実を公告に反映しないまま入札を進行した」として「政府機関内部でのことであったが、設計に応募した大宇建設は設計図に浚渫量変更計画を反映し、国土部が検討した浚渫縮小量まで正確に一致していた」と話した。

国土海洋部は昨年8月13日、釜山庁に‘浚渫土調整方案’という非公開公文書を送り、本来24工区の浚渫計画量だった3510万立方Mを1870万立方Mに縮小しろとの指針を下した。また、昨年6月にすでに入札公告されたターンキー1次分に対しては訂正公告など適切な措置を取れとの指示もした。だが、釜山庁は工事期間を合わせるため訂正公告などを出さずに元々の公告と日程により入札手続きを踏んだ。

以後、24工区入札で1等を占めた大宇建設は9月14日、釜山庁に提出した設計図に浚渫量を3000万立方Mから1870万立方Mに縮小するという提案を盛り込んだ。これは外部には知らされなかった国土部の浚渫縮小計画数値と正確に一致している。国土部所属公務員の○審査委員は評価理由書で、大宇建設の設計案に対し「大宇建設は現地要件を考慮した浚渫計画変更(1870万立方M)を提案した点などに優位性があり1位に評価する」と書いた。

洛東江24工区ターンキー入札では大宇建設を含めGS,SK建設、三星エンジニアリングなど4ヶの大型建設業者コンソーシアムが参加し競合したが、大宇建設が政府が推定した事業費の99.32%である3821億ウォンで落札を受けた。これは政府が昨年ターンキー方式で発注した4大河川事業の15ヶ工区入札で最も高い落着率だ。

キム・ジンエ議員は「建設業者が政府のマスタープランによって確定した浚渫量を半分近く減らす計画案を出すのは常識的には有り得ない」としながら「国土部検討内容が非公開であり、他の建設業者は浚渫量変更提案をしなかったという事実から推し量ってみる時、大宇建設に情報が事前流出した可能性が高い」と話した。

キム議員はまた「昨年、洛東江工区のターンキー入札で八百長疑惑がふくらんだ当時、公正取引委員会が‘調査中’としながらも、1年経っても結果を発表しないのみならず、洛東江事業を主管する釜山国土庁には一度も調査をしなかったという事実を釜山国土庁の回答を通じて確認した」とし「公正委調査過程で権力実力者から外圧があったのではないか」と問い詰めた。

これに対し大宇建設側は「浚渫量縮小物量が相互に一致したことは、それこそ‘偶然の一致’だった」と弁明した。イユ・チュヒョン記者 edigna@hani.co.kr

原文: 訳J.S