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大統領府 外交安保首席に北核専門家 チョン・ヨンウ氏

原文入力:2010-10-18午後07:35:33(1240字)
対北韓政策 変化信号弾なるか
6者会談代表 歴任…外交部非主流で改革の可能性も注目

ファン・ジュンボム記者

←チョン・ヨンウ(58・写真)外交通商部第2次官

李明博大統領は18日、新しい大統領府外交安保首席にチョン・ヨンウ(58・写真)外交通商部第2次官を内定した。キム・ヒジョン大統領府報道官はこの日 ブリーフィングで「チョン内定者は多様な職務経験を持った専門外交官であり、博学な北核関連知識と卓越した交渉力を見せた安保専門家」と人選背景を説明した。

チョン内定者は慶南、密陽出身で釜山東亜高と釜山大フランス語科を卒業し、外交官試験11回で1977年に外交部に入った。外交部で国連代表部次席大使、外交政策室長、韓半島平和交渉本部長、駐英国大使を経て2次官に上がった。

チョン次官が外交安保首席に起用され背景としては、まず彼が専門外交官僚ながらも‘ソウル高・京畿高-ソウル大-北米局’と続く外交部主流と距離が遠いという点が長所として作用したと見られる。チョン次官は気さくながらも意志の強い性格で外交部内で信望があついと伝えられた。大統領府関係者は 「ユ・ミョンファン前長官の娘特別採用波動以後、外交部改革の必要性が高まり、改革のためには外交部主流でない人が大統領参謀をするのが良いという意見が多かった」と話した。

彼が北核問題と多者外交交渉経験の豊富な政府内最高水準の非拡散専門家という点も主要な考慮事項だったとみられる。チョン内定者は北韓-米国ジュネーブ基本合意履行次元で設立された軽水炉事業支援企画団に派遣され勤め、盧武鉉政府時期の2006年には初代韓半島平和交渉本部長に任命され、その年4月から2008年4月までの2年間、6者会談首席代表を引き受けた。2007年には9・19共同声明の後続措置である‘2・13合意’を引き出した。大統領府核心関係者は 「南北関係を今と同じ(冷却された)状態で持っていくことはできないという政策的判断もあったと見られる」と話した。

このために大統領府と政府の内部で対北韓強硬路線を主導してきた人々の役割にも変化が訪れるか注目される。一部では外交安保首席人選に続き11月主要20ヶ国(G20)首脳会議以後 年末や来年初めと予想される改閣で統一部と国防部長官が交替させられる可能性があり、その時にどんな人物が充てられるかを見れば今後の南北関係も計ることができるという分析が出ている。

イ大統領は空席の外交部1・2次官は早ければ来週初めに発表し、続いて外交部室長級の人事を行う予定だ。シン・ガクス第1次官は辞意を表明した状態だ。

ファン・ジュンボム記者 jaybee@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/bluehouse/444342.html 訳J.S