原文入力:2010-10-17午後10:00:43(1068字)
妥当性調査 結果出る前に設計用役 発注
水深は京仁運河と一致
市 "貨物運送 計画ない"
キム・ギョンウク記者
ソウル市が西海航路事業を進める中で、事業妥当性の調査結果が出る前に実施設計を発注し、この事業を‘速度戦’でゴリ押ししているという批判が出ている。西海航路の舟運水路幅なども京仁運河より大きく、西海航路が運河用に変質する可能性があるという指摘も出ている。
15日カン・キガプ民主労働党議員がソウル市から受け取った国政監査資料によれば、ソウル市は2008年3月 西海航路事業の妥当性調査および基本設計用役を京畿地域の業者に発注した。漢江と京仁運河(京仁アラベッキル)をつなぐ西海航路(15km)造成はソウル市が重点推進する‘漢江ルネサンス事業’の核心であり、総事業費は3623億ウォン(民間資本1373億ウォンを含む)に及ぶ。
建設技術管理法施行令には総工事費500億ウォン以上の建設工事は妥当性調査をした後、基本設計と実施設計をするようになっている。しかし、ソウル市は妥当性分析と基本設計結果報告書が完了する3ケ月前の2009年4月に実施設計用役を発注していた。妥当性結果が出る前に細部事業費を算定する実施設計を任せたわけだ。カン議員は「ソウル市が西海航路事業の速度を速めるために手続きを無視して推進している」と指摘した。これに対しソウル市は「基本設計報告書製作に3,4ヶ月かかるので、これを勘案し3ケ月操り上げ実施設計を発注した」として「2009年4月にはすでに事業妥当性など基本設計内容が大部分確定していた」と解明した。
ソウル市はまた、2007年12月‘漢江ルネサンス マスタープラン’をたてる時は、西海航路事業である漢江本流水深を4m以上に計画し、基本設計をたどりながらこれを6.3mに増やした。これは京仁運河の水深と一致する。西海航路事業の運航船舶規模と舟運水路幅は各々6500t級クルーズ船舶,106mで、京仁運河(4000t級貨物船、80m)より大きい。カン議員は「いつでも貨物船を浮かべることができるなど、西海航路事業の基本枠組みが運河事業と別段違わない」と主張した。ソウル市は「西海航路を貨物運送に使う計画は全くない」と明らかにした。 キム・ギョンウク記者 dash@hani.co.kr
原文: 訳J.S