原文入力:2010-10-12午後07:32:04(1311字)
現政府になり進歩が保守を11.9%p差で追い抜く
"大統領選挙時にMB支持した40代 改革側に旋回"
地方選挙で若い有権者 進歩議題 選好 拡大
イム・ソクキュ記者
イ・モクヒ前民主党議員は「今や我が国有権者たちも特定政策により候補と政党を選択し始めた」とし「有権者が無償給食のような非常に進歩的な議題を選択したことを見ながらハンナラ党でも民主党でも政策的左クリックが避けられないことを感じただろう」と話した。
専門家たちは、さらに一歩踏み出し、国民の理念地形にも変化の兆しが伺えると診断する。ユン・ヒウン韓国社会世論研究所調査分析室長は、20~40代が進歩改革指向を示しながら理念的人口構成比が変わったと分析した。ユン室長は「20~30代年齢層が既存の政治嫌悪と無関心から抜け出し、積極的投票層に変化し、2007年李明博大統領を選んだ40代も去る2年半をたどりながら再び改革側に戻った」と指摘した。
韓国社会世論研究所の年度別有権者理念指向調査資料を見れば、このような流れが明確に感知される。盧武鉉政府末期の2007年8月には‘保守に近い’という応答が44.8%、‘進歩に近い’という47.3%だったが、2010年9月27日調査では‘保守に近い’という応答39.6%、‘進歩に近い’という応答51.5%だった。進歩層と保守層の格差が11.9%へ大きく拡大した。
‘次期政府理念指向選好度’調査もこういう流れと軌道を一にする。2007年10月には‘進歩改革性向政府’が46.4%、‘保守安定指向政府’が47.4%だったが、2010年7月には‘進歩改革政府’が56.2%、‘保守安定政府’が33.2%だった。ユン・ヒウン室長は「進歩改革政府では保守安定を望み、保守政府では進歩改革を望む反作用が作用したと見られる」と話した。
しかし、こういう理念地形の変化が単に‘現実政治に対する反射作用’に留まらないという分析もある。イム・サンリョル リサーチプラス代表は 「国民の理念指向が一時的に左に行くこともあるが、重要なことは今や国民が進歩改革政党、保守政党の執権を共に経験しながら両者の限界を知ることになったこと」としつつ「国民の理念的地平自体が広くなった」と話した。
具体的懸案に入れば有権者が更に進歩的色彩を帯びるという分析もある。キム・ホギ延世大社会学科教授は「進歩-中道-保守の3分法で見ようとするなら中道が厚いが、対北韓問題、成長と分配の問題など具体的政策方向を置いて尋ねれば進歩と保守が双峰型分布(ラクダの背中のように中間層が浅く両側に分かれた形)を現わす」とし「政界が漠然とした進歩強化スローガンだけでなく、具体的な実践プログラムを出してこそ有権者を引き寄せることができるだろう」と話した。 イユ・チュヒョン記者 edigna@hani.co.kr
原文: 訳J.S