原文入力:2010-10-11午後07:39:13(1387字)
9ヶ所 需要予測 間違い…8年間 収入補填
通行料も道路公社管理道路より1.9倍高い
パク・ヒョン記者
民間資本高速道路に対する不十分な需要予測により、政府が最近8年間に民間事業者に国民の税金で補填したお金が1兆2000億ウォンに達することが明らかになった。また、民間資本高速道路の通行料が道路公社が管理する高速道路より平均1.86倍も高いことが分かった。
11日、国会国土海洋委員会の国土海洋部国政監査で、クォン・ソンテク議員(自由先進党)は国土部が民間資本高速道路の運営収入保障のために財政から支援した金額が2001年から昨年までに計1兆2410億ウォンに達すると明らかにした。 これは当初、民間資本高速道路建設を承認する時に需要予測をでたらめにしたせいだ。
現在運営中の民間資本高速道路9路線は全て実際交通量が当初予測値より少なく、平均実際交通量は予測値の58.7%に過ぎなかった。特に、西水原-烏山-平沢路線は実際の交通量が一日平均1万4269台で予測値(3万7480代)の38.1%に過ぎなかった。
民間資本高速道路事業の場合、実際の通行量が予測値より少ない場合、事業により20~30年間、最小収入の80~90%を財政から補填してあげるようになっている。クォン議員は「昨年、民間資本高速道路に対する最小運営収入保障制は廃止されたが、運営中の9路線は全て制度変更以前に締結されたもので、今後も継続的に補填しなければならない」とし「これに伴い、財政負担のための対策準備が至急だ」と話した。
また、民間資本高速道路利用者は、韓国道路公社が管理する路線より平均1.86倍も高い通行料を払わなければならないことが明らかになった。龍仁-ソウル間道路を除く残り8民間資本路線が全て通行料が高かった。天安-論山、大邱-釜山、仁川空港、仁川大橋区間は2倍以上高かった。
民主党パク・キチュン議員は、ソウル郊外周辺循環高速道路の場合、民間資本で運営される北部区間の通行料が1kmあたり118.46ウォンで、財政で運営される南部区間(47.1ウォン/km)より2.25倍高いと指摘した。パク議員は「北部区間の長さが南部区間の半分水準にもかかわらず、維持管理、交通情報管理などを別個に施行することにより運営費増加、交通情報管理の効率性低下など非効率まで発生している」と話した。
民間資本鉄道はどんぶり勘定式需要予測にともなう問題が民間資本高速道路より一層深刻なことが分かった。ピョン・ウンジョン議員(自由先進党)が公開した資料によれば、仁川空港鉄道の場合、2007年から3年間の実際利用客が4万9929人で予測利用客(68万2357人)の7.3%水準に過ぎなかった。これに伴い、政府は財政から3997億ウォンの損失を補填した。
これに対し、チョン・ジョンファン国土海洋部長官は「需要予測を間違った点があり、当時予想した条件(需要予測の前提)が正しくない点がある」と答えた。
パク・ヒョン記者 hyun21@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/443250.html 訳J.S