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中国‘ハングル奪い’に出たか…国際標準 制定着手

https://www.hani.co.kr/arti/politics/diplomacy/443175.html

原文入力:2010-10-11午前09:28:20(1373字)

中国が東北工程に続き‘ハングル工程’に出たことが明らかになった。
 中国政府が高句麗や渤海など、我が国の歴史をわい曲した東北工程に続き、朝鮮族が用いる‘朝鮮語’を自国言語と主張し、スマートフォンやtablet PCなど先端情報機器のハングル入力方式の国際標準制定を推進中であることが確認されたと<電子新聞>が11日伝えた。この間、中国が進行してきた東北工程が高句麗、渤海など韓国古代史のわい曲だとすれば、ハングル工程は言語関連の東北工程が本格化されたものと言え、より一層衝撃的だ。

  10日、中国朝鮮語情報学会によれば中国政府が最近‘朝鮮語国家標準ワーキンググループ’を構成し、スマートフォンやtablet PCなど携帯型機器はもちろんPCキーボード用朝鮮語入力標準とソースコード、地域識別子など四種類標準準備に着手したと<電子新聞>が伝えた。中国政府は朝鮮語を使う北韓と韓国の意見を取りまとめ標準作りを行い国際協力まで提案した状況だが、自国内の数多くの少数民族言語に対し標準を確立しコミュニケーションを円滑にするという名分を掲げているということだ。中国は北韓から10人の研究家を支援を得て作業に入ったことが分かった。

 新聞は中国が自国内携帯電話やPCなどの朝鮮語入力方式を標準化し、ISO国際標準として上程する計画を進行中と伝えた。中国の朝鮮語入力標準がISOに上程される場合、韓国とハングル入力標準を巡る摩擦も予想される。この新聞は朝鮮語国家標準ワーキンググループに参加している中国朝鮮語情報学会関係者の話を引用し、国際社会でハングルに対する韓国の位置づけが狭くなると予想した。中国朝鮮語情報学会関係者は「中国政府は韓国と北韓の意見を聴取し朝鮮語標準入力方式を作る作業に着手した」とし「ハングルと関連したPCおよびモバイル機器キーボードに対する国際標準がない状況で、中国が先に朝鮮語入力方式を標準化する場合、国際社会でハングルに対する韓国の位置づけは狭まるだろう」と話したと知られた。

<電子新聞>は中国の標準に合わせハングルを入力する時代が来うるという国内専門家の憂慮も伝えながら、問題の深刻性を指摘した。チン・ヨンオク韓国放送通信学会会長(慶煕大電子情報大学名誉教授)は 「中国が朝鮮語入力標準を作り、それを国際標準化すれば、海外モバイル機器企業が中国が提示した標準により入力方式を搭載し韓国市場に入ってくることになる」とし「ハングル宗主国の我々が中国の定めた標準に合わせてハングルを入力する時代が来かねない」と警告した。ソン・ヤンフェ技術標準院情報通信標準課長は「このような動きが感知され昨年から携帯電話ハングル入力方式標準化を進行しているが、400ヶの関連特許など利害当事者の見解が食い違い遅れている」とし「tablet PCなどマルチメディア機器が広がる中で、これら全般に適用できるハングル入力標準を用意するために政府も慎重に接近している」と説明した。

eニュースチーム

原文: 訳J.S