原文入力:2010-10-11午前08:28:00(916字)
自宅で亡くなり発見…警察 "他殺の疑惑なし"
イ・スンジュン記者、イ・ジェフン記者
北韓‘主体思想’の理論的基礎を固めたファン・ジャンヨプ(87・写真)前労働党秘書が10日午前9時30分頃、ソウル江南区、論峴洞の安全家屋内で亡くなっているのが発見された。
江南警察署はこの日午後、ブリーフィングを開き「ファン前秘書が自宅寝室内の浴槽で亡くなっているのが発見され、外傷がない点等から推し量り他殺の可能性はないものと判断される」と明らかにした。
警察は「ファン前秘書が通常、午前9時30分頃に2階居間の円卓に座っていたりしたが、この日は姿が見えなかった」とし「身辺保護チーム職員がドアを2度たたいたが人の気配がなく、非常鍵でドアをあけ入ってみると、ファン前秘書が浴室で亡くなっていた」と説明した。
警察と国立科学捜査研究院などは正確な死因を明らかにするために、この日午後 ファン前秘書の遺体を解剖検査した後、この日夜に遺体をソウル峨山病院霊安室に安置した。葬儀は南北関係などを考慮し政府が主管することは難しく、民間団体とファン氏の養女などが行う予定であり、警察は葬儀場への民間人統制可否を検討中だ。
ファン前秘書はこれまで南側に来た2万人近い脱北者中で最高位要人だ。彼は1984年から北側労働党国際担当秘書を務め97年4月に南にきた後、主体思想の再解釈を通じた‘人間中心哲学’の確立と‘北韓民主化運動’に力を注いできた。北側にいる時は主体思想の基礎を作った‘主体思想の代父’として、南にきた後には‘北韓民主化運動の代父’と呼ばれる波瀾万丈な生活を送った。北韓民主化委員会委員長と民主主義政治哲学研究所理事長として仕事をし、多様な北韓民主化運動団体の顧問などを引き受けてきた。北側に婦人と3女1男の家族がいる。
イ・スンジュン、イ・ジェフン記者 gamja@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/443055.html 訳J.S