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酷使される看護師たち

https://www.hani.co.kr/arti/society/health/441535.html

原文入力:2010-09-29午後08:32:19(929字)
10人中 6人 過度な労働で‘情緒的 燃え尽き’状態

キム・ヤンジュン記者

我が国の看護師10人の内 6~7人程度が過度な労働で非常に疲れ‘情緒的燃え尽き’状態にあり、交代勤務が頻繁な看護師たちは不安・憂鬱症状や腹痛・腰痛を体験しており患者の健康が脅かされているという調査結果が出た。

29日、全国保健医療産業労組(保健医療労組)が国会で開いた‘2010大韓民国病院を語る!-病院人材研究発表会’でキム・チョルウン忠南大医学専門大学院教授チームが発表した研究結果によれば、看護師の職務満足率は38%に過ぎず、特に成人病棟の看護師は31%に止まった。また、看護師全体の63%が情緒的燃え尽き状態に陥っており、成人病棟看護師はこの比率が70%と調査された。今回の調査はキム教授チームが去る3月、全国66病院の看護師4784人を対象に実施したものだ。

チョン・ペクグン慶尚大医大教授チームが保健医療労組所属看護師5400人余りを調査した結果でも、交代勤務看護師の72%が激しいストレスを受けていた。また、70%は全身疲労を感じており、腹痛や腰痛を体験する比率も各々52%、63%と調査された。

キム教授は「病院が看護人材を十分に採用していないために看護師の労働強度がますます強まっている」として「そのため職務満足度が落ち、これはそのまま患者の健康を威嚇する要素となっている」と話した。

実際にキム教授チームの調査で、患者が病床から落下することを体験した看護師比率は我が国は45%であり、米国・カナダ・ドイツ・スイスなど4ヶ国と比べ最も高かった。これらの国はその比率が15~42%程度だった。

イ・ジュホ保健医療労組戦略企画団長は「我が国の病床当たり看護師数は経済協力開発機構(OECD)会員国平均の半分にも至らず、看護師はもちろん患者の健康を深刻に威嚇する一要素」と話した。

キム・ヤンジュン医療専門記者 himtrain@hani.co.kr

原文: 訳J.S