原文入力:2010-09-27午後07:50:27(1558字)
ソウル市議会 広場開放条例 公布…市 "提訴"
暴力示威など憂慮時は‘市民委’で取り消し可能に
キム・ギョンウク記者、キム・ミョンジン記者
←‘ソウル広場’いよいよ市民の手に
ホ・グァンテ ソウル市議会議長(前列右側)とキム・ミョンス ソウル市議会運営委員長(前列左側)が27日午前、ソウル、太平路、ソウル市議会掲示板にソウル広場の使用を許可制から申告制に変える‘ソウル特別市ソウル広場の使用および管理に関する条例一部改正条例’を公布する公告文を貼っている。キム・ミョンジン記者 littleprince@hani.co.kr
ソウル市議会が市民が申告さえすれば自由にソウル市庁前ソウル広場を使うことができるようにすることを骨格とした改正された‘ソウル広場条例’を27日公布した。これによりソウル広場ができて6年ぶりに‘管制広場’ではない、市民の自由な空間に変わることになった。
改正条例はオ・セフン ソウル市長の公布拒否により、この日 ソウル市議会議長が職権で市議会掲示板に公布し効力が発生した。しかし、実質的広場使用の申告制転換は申告内容を審議する‘ソウル特別市広場運営市民委員会’関連条例案が通過される10月5日から可能なものと見られる。
ホ・グァンテ ソウル市議会議長はこの日午前、ソウル市議会で記者会見を行い 「ソウル広場をこれ以上、管制行事の場ではなく1000万ソウル市民を含む全国民が自由に利用できる開かれた空間とするために市議長職権で‘ソウル特別市ソウル広場使用および管理に関する条例一部改正条例’を市議会掲示板を通じて公布する」と明らかにした。
これによりソウル広場の使用は既存の許可制から申告制に変わり、‘市民の健全な余暇善用と文化活動’に限定されていた広場使用目的も‘公益的行事および集会と示威の進行など’に拡大した。
市議会は広場使用申告が入ってくれば原則的に市長が受理するものの、集会が広場の使用目的に合わなかったり暴力などが憂慮される時には‘広場運営市民委員会’の意見を聞き、申告内容を変えたり取り消せるようにする方針だ。条例が効力を発してもソウル広場で集会を開いたりデモをしようとするには‘集会および示威に関する法律’により警察に申告手続きを踏まなければならない。キム・ミョンス市議会運営委員長は「遅くとも10月5日に市民委員会設置条例案を通過させ、改正条例が本来の機能を発揮することができるようにする」と話した。
27日午後現在、ソウル市に受け付けられたソウル広場使用申告はまだないと集計された。すでに許可した行事はそのまま許される。
広場条例改正を推進してきた参加連帯はこの日声明を出し 「今回の条例改正は広場が誰にでも開かれていなければならないという常識を再確認したもの」とし「ソウル市は市民が広場を自由で安全に利用することができるよう準備しなければならない」と明らかにした。
ソウル市議会に条例再議を要求したのに続き再議決された条例公布を拒否したソウル市は、改正条例が‘共有財産および物品管理法’と集示法などに反するとし、大法院に再議決無効確認訴訟を提起する意思を曲げなかった。ただし、執行停止決定申請はしないことにした。イ・ジョンヒョン ソウル市スポークスマンは「法律検討を経て大法院提訴満了期間(30日)以前の29~30日頃、ソウル市の最終意見を明らかにする」と話した。
キム・ギョンウク記者 dash@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/441102.html 訳J.S