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ソウル市‘広場開放条例’ついに足首つかみ

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/440484.html

原文入力:2010-09-19午後06:08:12(1333字)
オセフン市長、市議会再議決にも‘公布’拒否
市議会、27日公布へ…ソウル市 "最高裁提訴"

ホン・ソクチェ記者

ソウル市が市民の より自由なソウル広場使用を保障した‘ソウル広場条例改正案’を公布しないことを決めた。ソウル市議会と市民団体らは 「自由な広場利用を固く締めつけようとするもので、改正案を直接発議した10万ソウル市民と再議決までした議会を無視する行動」として強く反発した。

ソウル市は19日「ソウル広場条例改正案が、公共財産を許可制で運営しろという‘共有財産および物品管理法’に背いているなど上位法にもとる」とし「公共の空間を合理的に運営するに当たり、申告制に変える場合、衝突が起きかねず改正案を公布しないことにした」と明らかにした。ソウル広場使用を許可制から申告制に変えることを骨格とした‘ソウル特別市ソウル広場の使用および管理に関する一部改正条例案’は先月13日、市議会を通過したが、オ・セフン ソウル市長の要求により市議会が去る10日に再議決(全体議員114人中80人賛成)をした経緯がある。

ソウル市の改正案公布拒否で20日から市議会議長が改正案公布権限を譲り受けることになった。市議会側は来る27日、条例改正案を公布する方針だ。

だが、市議会が改正案を公布する場合、ソウル市は訴訟も辞さないという態度なので、ソウル市と市議会の正面対決が避けられないものと見られる。イ・ジョンヒョン ソウル市スポークスマンはこの日 「市議会が条例案を公布する場合、最高裁提訴など法的対応を検討する」 と明らかにした。地方自治法(172条3項)によれば、ソウル市は条例案が再議決され20日以内の30日までに該当条例を最高裁に提訴でき、必要な場合、執行停止決定も申請することができる。

これに対し市議会は「事実上、広場を開放する意向がないということで、オ市長が保守指向支持層を意識し政治的名分を積むために大多数市民の念願を破っている」と批判した。キム・ミョンス市議会運営委員長は 「オ市長が法的対応を含む努力をすべてしたが、民主党が支配する議会のせいで条例改正を阻めなかったという言い訳を作ろうとすること」として「市議会は27日、改正案を公布しソウル広場を市民に戻すだろう」と明らかにした。

ソウル広場開放を推進してきた参加連帯も論評し「オ市長がソウル広場を開放せよとの市民の要求を拒否し、市議会を無視する傲慢さを秋夕の贈り物にした」 とし 「ソウル広場を市民が主体的で自由に使おうとすることに対し、ソウル市は謙虚に受け入れなければならない」と主張した。

一方、市議会は市議会議長の外部委員全員推薦で論難をかもした‘広場運営市民委員会条例改正案’に対してはソウル市と協議し定数を合わせ来月5日に開かれる臨時会で再議決することにした。

ホン・ソクチェ、ユン・ヨンミ記者 forchis@hani.co.kr

原文: 訳J.S