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"合調団最終報告書はF学点(訳注:落第点)"

https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/439767.html

原文入力:2010-09-14午後08:29:28(1279字)
イ・スンホン バージニア大教授など 1次反駁文 発表
"1番表示など疑惑 依然" …今月末 総合反論

クォン・テホ記者

天安艦合同調査団の調査内容に対し科学的疑問を提起してきたイ・スンホン バージニア大教授(物理学)は国防部の天安艦最終報告書内容に対し13日(現地時間) <ハンギョレ>と行ったインタビューで「多くの人々が指摘した部分に対し国防部が何の解明も出来ずにいる」として「特に天安艦が北韓の仕業という決定的証拠として提示している魚雷に書かれた‘1番’表示は科学者的立場で見る時、捏造されたものと見ざるを得ない」と話した。

イ教授は「合調団のバブルジェット実験を見れば、バブルの色が(高熱を意味する)赤い色だ。合調団の実験結果を土台にする時、TNT360㎏が爆発すれば、4000℃の高熱が発生し、(この高熱に包まれる)ガス バブルの半径が7mに達する。1番文字の位置が爆発地点から5.8mであり、インクは350℃になっただけでも全て焼けてしまう」と説明した。

イ教授とヤン・パンソク カナダ メニトバ大教授(地質科学)は国防部の天安艦最終報告書に対し この日‘1次反駁文’を出した。反駁文は‘1番’文字に対し 「文字は油性マジックで書かれたが、油性マジック原料の‘ソルベント5’は韓国のモナミでも使われている」として「‘1番’は北韓の人ではなく韓国の人が書いたようだ」と指摘した。

反駁文はこれと共に魚雷爆発で生成されたアルミニウム酸化物に対しても疑問を提起した。天安艦と魚雷から採取された吸着物質が魚雷爆発で生成されたものであれば、アルミニウムとアルミニウム酸化物とが結晶質で発見されなければならないが、合調団のエックス線回折器分析データにはこういう結晶質が全く現れておらず、最終報告書も何の言及もしていないということだ。

イ教授は「合調団が‘北韓魚雷’という結論を下した状態で、ここに組み入れ合わせようとすれば矛盾が発生する」として「学生がこういうリポートを書き続けるならば、F学点」と話した。また、イ教授は「合調団の信頼性が落ちたことに問題がある。国政調査で行くしかないだろう」と話した。イ教授は天安艦沈没原因に対する問題点を一貫して提起するのは政治的理由とは関係がないとし、「科学者は真実が何かを暴かなければならない社会的責任がある。これは保守・進歩政権と関係なく学者として当然すべきこと」と強調した。

イ教授とヤン教授、そしてジョーンズホプキンス大学のソ・ジェジョン教授、ブルッキングス研究所研究員のパク・ソンウォン前大統領府統一安保戦略秘書官らは国防部の最終報告書に対する検討作業を継続し、今月末に総合的な反論を提起する計画だ。
ワシントン/クォン・テホ特派員 ho@hani.co.kr

原文: 訳J.S