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‘ビッグ3’1人 上位圏に入れず…

原文入力:2010-09-10午前09:17:27(2045字)
イ・インヨン 2位など‘486突風’
民主全党大会 候補‘予備選挙’
2年前 2位 チュ・ミエ脱落‘486’3人通過…本戦‘組み合わせ作り’変数

イ・セヨン記者、ソン・ホジン記者

←10・3民主党全党大会本戦に進出する候補を圧縮する予備選挙(カットオフ)で選出された9人の候補が9日午後、ソウル永登浦の党事務所で手を取り合い党役員と党員らに挨拶している。左側からチョ・べスク、チョン・ドンヨン、チョン・ジョンベ、パク・ジュソン、チョン・セギュン議員、ソン・ハクキュ常任顧問、イ・インヨン前議員、チェ・ジェソン、ぺク・ウォンウ議員。 パク・ジョンシク記者

9日開かれた民主党の代表・最高委員予備選挙(カットオフ)で‘486’候補のイ・インヨン前議員が2位を占める波乱を起こした。また‘大株主’に挙げられるチョン・セギュン、ソン・ハクキュ、チョン・ドンヨン候補の内の1人は中下位圏に留まったと知られた。

民主党はこの日、予備選挙を行いチョン・セギュン前代表とソン・ハクキュ、チョン・ドンヨン常任顧問、パク・ジュソン、チョン・ジョンベ、チェ・ジェソン、チョ・べスク、ぺク・ウォンウ議員、イ・インヨン前議員など9人を10・3全党大会に出る候補者として圧縮した。予備選挙に出た16人の内、チュ・ミエ、キム・ヒョソク、ユ・ソンホ、ヤン・スンジョ、チョ・ギョンテ議員とチョン・ボンジュ、チョン・ソンミン前議員など7人は脱落した。この日の予備選挙は中央委員359人の内、315人が投票に参加した中で行われた。

■‘486’ 3人 同伴通過‘波乱’
‘1人3票’方式で行われた予備選挙は、派閥間合従連衡と特定人に対する排除投票が可能であり、異変が続出した。イ・インヨン、チェ・ジェソン、ぺク・ウォンウなど‘486’予備候補3人全員が本戦に進出したことは異変に挙げられる。党内外では中央委員に布陣した486グループの強い結束力に、チョン・セギュン前代表側の組織的支援がより増した結果という分析が多い。全体順位は公開されなかったものの、イ前議員の他に他の候補らも中位圏に入ったと知られた。

これらは党選管委に486候補らの予備選挙順位公開を要請している状態だ。イ前議員の2位が確定すれば、これらは当初の約束どおり10日までにイ前議員に候補を単一化する予定だ。ウ・サンホ前議員は「予備選挙で3人の中で最多得票者に単一化することで合意されている」として「党指導部会議で公開可否が決定されるだろう」と話した。486候補らが単一化すれば6人を選ぶ本戦に出る候補者は7人に減る。

■チュ・ミエなど重鎮級大量脱落
2年前代表選挙で2位となったチュ・ミエ議員の脱落も意外な結果と受けとめられている。全党大会‘ゲームの規則’が決定された後、一歩遅れて選挙戦に飛び込み地面固めに失敗したという評価が多い。昨年末、国会環境労働委で労組関連法をハンナラ党議員らと共に強行処理したことに対し、党内人士の反感が作用したという分析もある。女性競争者であったチョ・べスク議員が非主流の集いである民主希望刷新連帯の支援を受けたことのとは異なり、チュ議員は刷新連帯所属であるが活動が生ぬるかったという理由で組織的支援を得られなかった。‘重鎮級’だが、確実な支持基盤がないキム・ヒョソク、ユ・ソンホ議員も苦杯をなめた。‘湖南票’分散の被害者に分類される。

■多様な組み合わせ作りシナリオ
最高委員6人を選び1位が代表となる今回の全党大会で、チョン・セギュン前代表とソン・ハクキュ、チョン・ドンヨン顧問程度を除けば、誰も入城に自信が持てない状況だ。‘1人2票’方式で行われる本戦では、組織傾向と支持度で押される中下位圏候補者らが当選圏に進入するために、これら3名中の1名と‘組み合わせ作り’を試みる公算が高い。多様な‘組み合わせ作りシナリオ’の中で現実化する可能性が高い組み合わせは‘チョン・セギュン-486’、‘ソン・ハクキュ-パク・ジュソン’連帯だ。チョン前代表は‘486’の活動力と名分を、ソン顧問はパク議員の‘湖南組織’を自身の弱点を相殺する‘補完材’と感じるためだ。

代議員投票(70%)と党員世論調査(30%)を併行する投票方式も変数だ。党内では代議員掌握力は最近まで党権を行使したチョン前代表が高く、党員支持度では大統領候補選挙戦への挑戦経験があるソン、チョン顧問が先んじるという評価が多い。候補者らは11日に始まる市道党大会日程に合わせ光州(11日),釜山(12日),大田(13日),済州(14日)等を巡回する全国ツアーに出る。

イ・セヨン、ソン・ホジン記者 monad@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/assembly/439105.html 訳J.S