原文入力:2010-09-07午前09:03:36(1303字)
考試(訳注:公務員上級職試験)・就職活動学生など外交部特別採用に怒り・虚脱
"公正性なき特別採用 再検討せよ"
キム・ミンギョン記者、イ・スンジュン記者
外交通商部がユ・ミョンファン長官の娘を特別採用し、露骨な特恵を与えたという事実が6日確認され、考試生・就職活動学生たちはもちろん、一般市民まで虚しさと怒りを吐き出している。
ソウル、新林洞で2年間 司法試験の勉強をしているキム・某(29)氏は「娘の特別採用を長官が助けたことは大統領が話した公正な社会に外れることではないのか」とし「行政試験でも専門家を特別採用するというが、今回の事態を見ると、今後の採用過程で公正性が担保されるのか改めて疑問を感じる」と話した。大学生イ・某(22)氏は「私のように生活の苦しい人はロースクール授業料も容易ではないが、特別採用は考えることも難しいことではないか」として「経済的相続が身分の相続につながらなければ良いだろう」と明らかにした。
行政試験を準備する人々の集いであるポータル ダウムカフェ‘行政高等試験サラン’の自由掲示板には、ユ長官娘の特別採用波紋と関連した言論記事とコメントがひっきりなしに上がってきた。あるカフェ会員(heuer)は「この機会に特別採用出身者に対する大々的調査を通じ、彼らが誰の子供なのか、果たして特別採用が公正だったのか明らかにされなければならない」と指摘した。
一部国家試験の準備生たちは、特別採用制度の再検討を要求した。去る5日ダウムカフェには「現代版蔭敍制を廃止しなければならない」として‘3大考試存続のための非常対策委員会’が作られるもした。ダウムのアゴラ イシュー請願には‘司法試験・行政試験・外交官試験廃止反対署名運動’も進行中だ。
主要ポータル サイトに上がってきた関連ニュース コメントも沸き立っている。あるネチズン(richvspoor)は「彼らが話す公正社会とは、富裕層、権力者の子弟らが海外留学に行き博士学位を受け軍隊も免除され帰国して‘コネ’で5級に特別採用されることではないか?」と呻いた。また他のネチズン(pjs054)も「どうして外交部だけなのか。各種公企業と特定職および特別職臨時職公務員などあらゆる職位に広がったのが特別採用」と主張した。
ユン・テボム韓国放送通信大教授(行政学科)は「今回の事態は自分の家族を自分で選んだようなもので、公正でもなく公職倫理観点から見ても誤ったこと」としつつも、感情的な対応ではない制度的補完を注文した。ユン教授は「行安部の特別採用制度は公職社会の開放性と専門性を充足させるために必要だが、今回の事態で確認されたように採用手続きの公正性を確保できる精巧なシステムを作ることが核心」と話した。 キム・ミンギョン、イ・スンジュン記者 salmat＠hani.co.kr
原文: 訳J.S
