原文入力:2010-09-05午後06:46:29(1430字)
イ大統領、ユ・ミョンファン外務 辞退後 長次官会議
ファン・ジュンボム記者
李明博大統領は5日「国民皆に‘公正な社会’を作ろうと主張するのに先立ち、公職社会、権力を持った者、力を持った者、持てる人、豊かに暮らす人が公正社会を作るための努力をしなければならない」と話した。
イ大統領はこの日、大統領府迎賓館で政府と大統領府高位要人100人余りが参加した中で開かれた長次官ワークショップでこのように話し、「公正社会は社会指導者級、特に既得権者が守らなければならない基準だ。ことによると政府・与党が先に多くの苦痛と被害を受けるかもしれない」と明らかにした。
イ大統領が‘公正な社会’を前面に掲げ公職社会と社会の指導層の実践を強調したのは、キム・テホ国務総理候補者とシン・ジェミン、イ・ジェフン長官候補者、ユ・ミョンファン外交通商部長官が相次ぎ道徳性論難で退いた事態を‘禍を転じて福となす’の契機とし、執権後半期に安定した国政掌握力を維持しようとする意と解説される。特に社会指導者級と既得権者の基準として公正社会を提示したのは、与野党政治家と高位公職者などに対する大々的司正を予告したものではないかという分析だ。
イ大統領はこの日のワークショップで最近3人の総理・長官候補者が大量辞退したことと関連して「総理以下 国務委員(候補者)任命過程で公正社会にそぐわない結果を作ったが、責任は全面的に大統領にあると考える」とし「しかし私は痛みを厭わず人事推薦を取り消した」と話した。
イ大統領は続けて「不幸にも(ユ・ミョンファン)外相の問題がまた出て来た。これは通常の時ならば昔からの慣習として、ことによればやり過ごすことができる問題かも知れない」として「しかし公正社会を基準として見れば容認できない懸案」と話した。
イ大統領は「この2種の懸案を巡り、禍が福となる機会を作らなければならないと考える」として「この2つの事が公職社会の基準となることだと見る」と話した。
イ大統領は長次官らに「各界各層公職者から政治、社会、経済、文化に至るまであらゆる分野の人から率先して公正社会基準を徹底的に守らなければならない」として「国政を運営しながら仕事の一つ一つが公正な社会という基準に合うか、合わないか、自ら冷徹に考えながら見渡さなければならない」と注文した。イ大統領は「そうなれば公職社会は一段階発展する契機となるだろう」とし「私も国政の遂行において業務一つ一つに公正社会基準を守るよう努力する」と明らかにした。
また、イ大統領は民生現場で会った市場商人の話などを例に挙げて「私の任期が終わる時まで、この方々の声を忘れない」としつつ「その方々が‘こんなもんでっしゃろ。商売もぼちぼちでんな’という声が出てくる時まで、国政の目標をそうした側に置かなければならない」と話した。彼は「現場の声を聞かなければならない。長次官がそのような心情で(現場に)通ったら良いという気がする」として「後半期、国政を(運営)していくのに現場を重視する国政遂行になったら良いだろう」と付け加えた。
ファン・ジュンボム記者 jaybee@hani.co.kr
原文: 訳J.S