原文入力:2010-09-01午前10:06:46(1044字)
‘強制併合 100年’サハリン市民大会 現場
キム・ポンギュ記者
←市民大会に参加した強制徴用1世老人が悲しみと期待が混じった目つきで参席者たちの発言を聞いている。
韓日強制併合条約が宣言され、ちょうど100年が流れた去る29日、15万人余りの朝鮮人が強制徴用で連行されたサハリンで、韓国人連合会が主催した‘強制併合 100年 サハリン市民大会’が開かれた。仁川から飛行機で3時間程度で行ける土地 サハリン。今は白髪になった徴用1世から金髪の頭をなびかせる4世までが入り乱れた3千余の韓国人家族たちがこの日、サハリンの首都ユジノサハリンスクのガガーリン公園に集まり日本の賠償と懺悔を要求した。大会はロシア語で進行された。後半部では韓国人大学生が司会をしながら韓国語が流れ出た。ある発言者が「日本の人々はサハリン問題を知らない」と話すと、すぐに参席者たちは怒って騒ぎ始めた。サハリン同胞たちは日本に向かって‘過去の歴史を清算し、サハリンの韓国人たちに対する対策を用意しろ’と叫んだ。韓国からきた歌手たちが過ぎ去った昔の歌を歌うと、1世と2世老人たちは一人二人と涙を拭い始めた。参席者たちは時折落ちてくる雨のしずくに涙が混じったまま、席を外そうとはしなかった。
←全南、宝城出身のイ・オクスン(84・前列中央)ハルモニは19才の時にサハリンで鉱夫として働いていたイ・サムドン氏に嫁にきて、今までサハリンで暮らしている。曽孫子まで一堂に集まれば35人の大家族だ。4代が一堂に久しぶりに集まった。
←ユジノサハリンスク市内から車で20分の距離の共同墓地。故国に帰れずこちらで亡くなった強制徴用1世代たちの墓があちこちにある。色あせた写真と拙いハングルが書かれていて韓国人墓地であることがひと目で分かる。
←3千人余りの韓国人と家族たちが市民大会で日本の過去の歴史懺悔とサハリン問題の解決を要求している。
←家族と共に大会に参加した一人の子供が、アイスクリームを食べながら上を見上げている。サハリン同胞社会が4代まで続く中で青い瞳と金・茶色の髪の子孫が増えている。
ユジノサハリンスク/キム・ポンギュ記者 bong9@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/437739.html 訳J.S