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なぜ? 民主‘親盧 486’チョン・セギュン 擁立

https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/437465.html

原文入力:2010-08-30午後08:21:12(1455字)
正統性 前面に掲げソン・ハクキュ 低評価…ソン側 "不幸なこと"

キム・ウィギョム記者

10月3日に予定された民主党全党大会を控え、‘親盧・486’勢力がチョン・セギュン前代表を支持する側に流れを掴み進んでいる。これに対し他の政派らが本格的に反発し始めた。

486出身の前・現職議員の集いである‘三水会’(訳注:民主党内の第3水曜日に集う40代中心の集い)は最近、天安と延世大で相次ぎ討論会を開き、‘チョン・セギュン擁立’に対する共感を準備したとウ・サンホ前議員が30日伝えた。21人の三水会会員の中で、ソン・ヨンギル仁川市長だけが明らかに‘チョン・セギュン反対’を表明していると知られた。

親盧核心たちも似た気流だ。イ・クァンジェ江原知事は「誰を支持すると明らかにする立場ではないが、ソン・ハクキュ前代表に2度にわたり出馬を引き止めた」と話した。アン・ヒジョン忠南知事の「金大中、盧武鉉の精神を継承する人」という表現は、事実上チョン前代表を指すことだと側近は伝えた。ぺク・ウォンウ議員も「最近、親盧の集いで意見が集まることはなかったが、大部分はチョン・セギュン側だった」と伝えた。

これらはチョン・セギュンを選択した理由として、正統性で先んじ野党圏統合に積極的な点を挙げている。また、ソン前代表のように有力な大統領候補が党代表として早く露出する場合、党内外から攻撃の標的になるという点も前面に掲げている。これに比べチョン前代表は大統領選挙走者としてより党の管理者として自分の役割を果たす可能性がさらに高いということだ。

だが、486が中心となり党を全面改造し、総選挙と大統領選挙戦を組んでみようという意志も隠さずにいる。チェ・ジェソン議員は 「去る総選挙でアイデンティティが不透明になった民主党を486出身など改革ブロック中心に再整備し、これを土台に2012年を迎えなければならない」と話した。ここには486世代が今後15年ほどは政治を導く中心という自信も基礎にある。

また、これらの戦略的選択にはソン前代表に対する‘低評価’もベースにあると見られる。ソン前代表が導いた2008年総選挙過程に対し否定的意見を示し、大統領選挙走者としての可能性に疑問符を打つ486出身が多い。

親盧・486たちのこういう歩みに対し、これらと対称点に立つチョン・ドンヨン常任顧問側はもちろん、ソン前代表側の反感が激しい。ソン前代表はあるインタビューで「民主党の既得権体制をそのまま継承する486ならば、486の役割は退色することになり私たちにとっても不幸なことだ」と不満を表した経緯がある。ソン前代表陣営の核心議員は「486が舞台を作り、チョン・セギュンという俳優を選択したもよう」としながら「自分たちの政治的進出のために危険な実験をしている」と批判した。全党大会がますます近づくにつれ親盧・486は一方向に没頭するほかはない状況をむかえている。ややもすれば彼らの選択が失敗する場合には‘486政治’に対する根本的な懐疑感が大きくなる可能性が高く見える。486,彼らは難しい冒険に出たわけだ。

キム・ウィギョム先任記者 kyummy@hani.co.kr

原文: 訳J.S