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更に押されれば危険な状況?…MB ‘チョ・ヒョノ 救い’

https://www.hani.co.kr/arti/politics/bluehouse/437445.html

原文入力:2010-08-30午後08:28:13(1462字)

ファン・ジュンボム記者、イ・ジョンエ記者

李明博大統領が30日、野党圏の反発にも関わらずチョ・ヒョノ警察庁長官任命を強行したことはさまざまな政治的意味合いに従ったことと見られる。

表面的な理由は‘道徳的問題がない’ということだ。キム・ヒジョン大統領府報道官はこの日ブリーフィングで「‘公正な社会’に合わないと考える方々は自主辞退したが、残りの方々は公正な社会を作るのに十分に大きな役割を果たすと見る」と話した。大統領府の別の核心関係者は「チョ庁長は政治的に非難されたのであり、個人不正や瑕疵があったわけではない」と話した。チョ候補者を落馬させる場合、一角で提起された‘警察大 対 非警察大’の権力争い問題を認める格好となり、警察組織全体を混乱に陥れかねないという憂慮も作用したものと見られる。

だが、内部的にはチョ庁長に対するイ大統領の厚い信任が基礎にあるという分析が出ている。ハンナラ党の親李明博系統核心議員は「イ大統領が大統領選挙当時、地方に行った時に遠くにいたチョ庁長に‘おい、チョ・ヒョノ こっちに来いよ’と呼ぶほど親しく対した」と伝えた。チョ庁長が‘成果主義’を強調するのも大統領府とコードがよく合うという説明だ。このためにイ大統領が任期後半期の強力な公権力執行の適任者としてチョ庁長を放棄できなかったというのが政界の解釈だ。

実際にイ大統領がキム・テホ総理候補者など大量辞退直後「今回のことを契機に公正な社会の原則が公職社会はもちろん、政治、経済、社会、文化などすべての分野にわたり根を下ろすように力を注ぐ」と強調したことを巡り、‘司正ドライブを通じた大々的反転に出るのではないか’という観測が出てきている。大統領府関係者たちは「イ大統領が8・15光復節の祝辞で‘公正な社会’を強調しただけに、検警分野でもこれを実践することに主に力を注がなければならない」と話した。チョ庁長の任命も強力な法執行予告と関係がなくはないわけだ。

だが、チョ庁長の将来は順調ではないものと見られる。盧前大統領借名口座論難が依然として政治的活火山であることに加え、彼は直ちに被疑者身分で検察捜査を受けなければならない境遇だ。これと関連して、ホン・ジュンピョ ハンナラ党最高委員はこの日、忠南、天安知識経済部公務員教育院で開かれたハンナラ党国会議員研鑽会に参加し 「借名口座の存否に自信がなければ告発された人を任命できるだろうか」として、借名口座論難にまた油を注ぎ火をつけた。借名口座発言の真偽を避け難くなったわけだ。民主党はチョ庁長が検察捜査でどんな方式であれ疵が出ると見ている。国会行政安全委員会民主党幹事のぺク・ウォンウ議員は「警察総帥が書面であれ検察捜査を受けることは警察としては非常に恥ずかしいこと」と話した。

野党圏は今秋の国政監査に意気込みを示している。パク・キチュン民主党院内首席副代表は「任命はしたが人事聴聞会は終わっていない」として「国政監査を通じて‘植物庁長’にする」と話した。ぺク・ウォンウ議員は「人事聴聞会で提起されたチョ庁長と組織暴力団との関与疑惑に集中していく」と話した。ファン・ジュンボム、イ・ジョンエ記者 jaybee@hani.co.kr

原文: 訳J.S