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[このひと] 心で学ぶ祖国‘ウリ学校’ありがとう

原文入力:2010-08-25午後08:37:28(1246字)
大邱に来た在日韓国人 3・4世 青年たち

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KEY通じて‘9泊10日 短期留学’
会話・作文授業に原爆被害 見学も
各自 理由は違っても "来てよかった"
「‘ムルネンミョン(汁冷麺)’と書いて‘ムルレンミョン’と発音します。」「ここで‘起きる’とはベッドから起きるという意味ではなく‘あることが起きる’と使われるのです。」先生の説明に「アルゲッスミダ(分かりました)」を連発して、頷く学生たちは全て在日韓国人の青年たちだ。

25日午前、大邱中区、桂山洞の大邱KYC(韓国青年連合)の‘ウリ学校’でハングル授業が真っ最中だ。在日同胞3世、4才の青年 7人が2組に分かれて韓国語文法と会話の授業を受けていた。

どの顔にも笑みが浮かんでいた。日本、大阪に住むこれらの青年たちは大邱KYCと交流する在日韓国人共同体のKEY(在日コリアン青年連合)を通じてウリ学校に参加した。毎年、大邱で開かれるウリ学校は今年で3回目だ。午前にはハングル授業をして、午後には博物館見学、陶磁器体験、公演観覧をしながら生きている私たちの文化を楽しむ。9泊10日の‘短期留学’に来たわけだ。

これら青年たちが留学までして韓国を学ぼうとする理由は各々違う。パク・ヨンクィ(21・大学生)氏は「韓国人の母と韓国語で対話がしたくて習っている」と話した。イエノ ミキ(22)は俳優ソ・ジソプ氏が出てくるドラマにどっぷり浸かり韓国語を習いにきた。粘り強く韓国語を学び、使おうと努めたおかげでこれらの大部分はやさしい韓国語は理解して返事もよくする。

韓国語を頭で覚えて口でまねて習うとすれば、魂の宿る私たちの文化は心で習う。24日には慶南、陜川に住む太平洋戦争時に原爆被害を被ったハルモニに会った。パク・ユミ(30)氏は「この間知らなかった韓国人原爆被害者たちの痛みを生き生きと聞くことができた」として「看護師として働いているけど、ようやく休暇を得て、来て良かった」と言って笑った。これらは「日本でも人気が高い韓国料理と酒を、毎日思い切り味わうことができるのも欠かせない楽しみ」と口をそろえる。

去年と昨年の短期留学に立ち寄った在日韓国人青年たちの中には、最初から1年または2年留まるつもりで留学に来た青年たちもいる。パク・ソニョン大邱KYC活動家は「誰かに言われて来たのではなく、ルーツを探して、ようやく時間を作って来ただけに、韓国を知っていこうとする情熱が格別だ」として「年を重ねるほどにウリ学校がより一層充実していくだろう」と話した。

大邱/文・写真 パク・ジュヒ記者 hope@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/436768.html 訳J.S