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‘ゴムズ事件’とは? 今年はじめ 北韓入国後 抑留‘8年労働刑’

原文入力:2010-08-24午後07:20:53(1079字)
[カーター 25日 北韓訪問]‘ゴムズ’人権・布教目的で入った模様

カン・テホ記者

←不法入国疑惑で北韓に抑留中の米国人アイジャルロン・マルリ・ゴムズが去る1月12日京畿道坡州、臨津閣で北韓の人権状況改善を要求する示威を行っている。臨津閣/ロイター連合ニュース

米国、マサチューセッツ州、ボストンに居住するアイジャルロン・マルリ・ゴムズ(31)は去る1月25日、北韓-中国国境地域を通じ不法入国した後、北韓当局に逮捕され4月6日裁判で "8年労働教化刑と7千万ウォン(北韓ウォン基準)の罰金刑" を受けた。

当時<中央通信>は「朝鮮民族敵対罪と不法国境出入り罪に対する審理を進行し、共和国刑法の該当条項らに準じ有罪を確定した」と明らかにした。労働教化刑は炭鉱などに設置された労働教化所で強度の高い労働をする身体刑で重犯者に宣告される。

ゴムズがなぜ北韓に入ったかについては昨年12月25日、豆満江を渡り無断で北韓へ入国した在米同胞対北韓人権運動家ロバート パクと同じように、北韓に対する人権と布教目的であると推定されている。対北韓人権団体パクスコリアナのチョ・ソンレ代表はあるインタビューで、ゴムズが昨年夏ソウルでロバート パクに会い、同年11月にはパク氏の人権運動に参加する方法を相談したと明らかにした。

実際にゴムズは昨年12月30日、汝矣島で開かれた北韓住民解放集会に参加し、北韓密入国前の1月12日には坡州、臨津閣で起きた北韓人権保護要求ビラ送り行事に参加したと発表された。ゴムズは2008年4月に韓国に入国し京畿道抱川のある小学校で昨年3月まで英語を教えることもした。

北韓はゴムズの人道的釈放問題を北韓-米国間対話に活用しようとしたものとみられる。北韓は去る7月、異例的にゴムズの自殺企図の知らせを伝えた。<中央通信>は当時「教化中の米国人ゴムズが激しい罪悪感と救援対策を立てない米国政府に対する失望感のために最近自殺を企て、現在 病院に移され救急治療を受けている」と報道した。米国国務部は今月に入り9~11日、ゴムズの健康状態を確認するために領事担当官吏と医療スタッフ4人が北京を通じて北韓を訪問したという事実を公開した。

カン・テホ記者 kankan1@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/436537.html 訳J.S