原文入力:2010-08-24午前08:30:19(1444字)
2004年 知事出馬の時…不適切な金銭取引 疑惑
キム候補側 "翌年 全て返した…今日 通帳公開"
コ・ナム記者、チェ・サンウォン記者
キム・テホ国務総理候補者が居昌郡守時期に特恵を与えたという疑惑が提起された地域建設業者社長から、巨額の選挙資金を借りた事実が23日確認された。
居昌地域の建設業者であるH総合建設代表チェ・某氏はこの日<ハンギョレ>と行った通話で「2004年6月、キム候補者の選挙管理通帳に4億ウォンを貸し、8月に口座に3億3000万ウォンを返してもらった」として「翌年1~2月頃に残りの7000万ウォンも返してもらった」と明らかにした。チェ氏は「当時借用証を受け取ったが今はどこにあるのか分からない」と話した。
キム候補者がパク・ビョンソク民主党議員らに提出した‘書面質問答弁書’には‘2005年財産申告での私人間債務7000万ウォン’に対し 「チェ・某('04.6月)。道知事補欠選挙時点に借用、その後に償還したこととして記憶している」と答えた。キム候補者はいつ借りて、いつ返したのか具体的な時期には言及せず、借用証や通帳写本などの取引記録も提出しなかった。
H総合建設はキム候補者が居昌郡守として在任した2003年、台風‘セミ’被害復旧事業の時に不法な随意契約特恵を多く受けた業者として名指しされ検察調査を受けた。2004年10月の国会国政監査でイ・ウンヨン当時ヨルリンウリ党議員は「居昌郡の随意契約と関連して工事を一番多く得た1位業者がH総建で代表理事がチェ・某氏だ。随意契約5件で21億ウォンを得た」として当時、居昌郡守だったキム候補者との関与疑惑を提起した経緯がある。
監査院から調査結果を譲り受けた昌原地検特捜部は2005年に道知事だったキム候補者を参考人資格で調査し、H総建など関連建設業者も押収捜索した。しかし検察はキム候補者と業者の関係を立証できず、副郡守と実務者らだけを「特定業者に工事予定価格を知らせた」という疑惑で起訴した。検察は利益を得た建設業者が代価を払ったかを明らかにすることができず、業者関連者は起訴されなかった。
H総建はキム候補者が道知事になった2004年以後に事業を大きく拡張した。H総建の‘2010年4月監査報告書’によれば、数十億ウォン規模の京仁運河連結水路事業、数百億ウォン台規模の慶南道庁庁舎別館増築工事などが主要事業として記録されている。2006年のこの会社の売上額 増加率は前年対比46.27%で、営業利益増加率は54.69%に達した。
キム候補者側は「補欠選挙前に選挙費用として借り、2005年2月に全て返した」として「随意契約関与疑惑は検察が無嫌疑を下しており事実ではなく、24日に通帳取引内訳を公開する」と答えた。チェ氏は「キム候補者が小学校、中学校の後輩なので踏み倒される危険は考えなかった」と疑惑を否認した。
民主党は24~25日、キム候補者人事聴聞会でチェ氏に対する代価性有無など‘不法性’を集中追及する計画だ。与野党はこの日、チェ氏を聴聞会参考人として採択した。
コ・ナム、昌原/チェ・サンウォン記者 dokko@hani.co.kr
原文: 訳J.S