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韓国 "歴史教育" 、中国 "経済協力" 、日本 "交流拡大"

原文入力:2010-08-18午後08:12:58(2077字)
青少年が挙げた‘韓・中・日 関係改善ための条件’
合同歴史キャンプ 参加者調査 "キャンプを通じて先入観がこわれた" 多数

キル・ユンヒョン記者

←日本千葉県で開かれた‘韓中日青少年歴史体験キャンプ’に参加した青少年たちが去る7日、南房総市大房岬自然公園で手を取り合って走っている。南房総/キム・テヒョン記者 xogud555@hani.cokr

慶南南海から来たイ・インヒ(16)君は今回が2回目の日本行だ。中3だった昨年、サッカーチームの一員として訪問した経験があるが、サッカー場とホテルを転々としたのが全てだった。当然、同じ年頃の日本または中国の友人もいなく、これらと真剣に会って話したこともない。
イ君の頭の中に日本は‘独島を自らの土地だと主張する腹立たしい国’、中国は‘東北工程を通じて私たちを取って食べようとする恐ろしい国’だった。イ君は「言論を通じて日本や中国に対する情報を得るが、実際に我が国の言論がそのように報道しているじゃないか」と尋ねた。彼は「今回、日本、中国の友人たちと会って話を交わす中で、この間に持っていた先入観が大きくこわれた」と話した。

韓・中・日 青少年たちの歴史交流は彼らにどんな影響を及ぼしただろうか。<ハンギョレ>は去る4~9日、日本、千葉県で開かれた‘第9回韓中日青少年歴史体験キャンプ’の韓国側実務を引き受けた‘アジア平和と歴史教育連帯’とともに、今回のキャンプに参加した満13~20才の青少年99人(韓国36人、日本24人、中国39人)を対象に簡単な認識調査を行った。統計学的分析をするには標本数があまりに少ないものの、3ヶ国の青少年たちの周辺国に対する認識と歴史交流の効果を判断してみることができる事例だと判断した。

<ハンギョレ>は3ヶ国の青少年たちに、相手国に対し‘非常に身近だ’(1点)から‘非常に身近でない’(5点)まで、5ヶ中の一つを選択するようにして、その平均値を算定してみた。韓国の青少年たちが日本に感じる親近感は2.74点で‘身近だ’(2点)と‘普通だ’(3点)の間だった。中国に対しては2.91点だった。日本の青少年たちの韓国に対する親近感は2.0点で、中国(2,78点)よりは相対的に高く、中国の青少年たちの相手国認識は韓国2.41点、日本2.66点だった。

‘身近だ’と答えた青少年の大部分は‘文化的になじむ’という理由を挙げた。日本の生徒たちは24人の内で18人が‘韓国が身近だ’と答えた。主観式で理由を尋ねると、大部分の生徒(60%)が‘韓国の音楽・映画・ドラマなどを知っていたり関心がある’と話した。韓国の文化などを紹介するために、去る7日夜に開かれた‘韓国の夜’行事では、韓国の女生徒たちより日本の女子高生たちの方がより積極的に少女時代の‘G’と‘願いをいってみて’等の踊りを完全にまね注目を集めた。

これに比べ中国が親密だと答えた日本の青少年は8人だけだった。‘韓国に比べ交流が少ない’、‘文化をよく知らない’等で、韓国に親密さを感じたのとは反対の理由だった。

しかしキャンプを通じて相手国の同じ年頃たちに会った後には‘隣国をよりよく知ることになった’という反応が圧倒的に多かった。日本の生徒たちが‘非常によくわかるようになった’(1点)と‘よくわかるようになった’(2点)の間の1.29点で最も高く、次いで韓国(1.72点)、中国(1.92点)の順だった。‘周辺の友人たちに参加を薦める’という応答も。中国(1.51点),韓国(1.62点),日本(1.69点)等で似かよっていた。

各国の差異を示す微妙な応答もあった。韓国の生徒たちは‘東アジア諸国が今よりさらに親しくなるために、するべきこと’で‘正しい歴史教育’(44.7%) ‘日本の率直な謝罪’(26.3%) ‘さらに多くの交流’(18.4%)を挙げたのに比べ、日本は‘さらに多くの交流’(46.8%) ‘歴史教育’(28.1%) ‘日本の謝罪’(15.6%)の順だった。中国の場合、他の国の返事では出てこない‘経済協力’(27.5%)が最も多く、その後を‘歴史教育’(26.2%) ‘日本の謝罪’(21.2%)‘さらに多くの交流’(21.2%)の順だった。
イ・シンチョル‘アジア平和と歴史教育連帯’共同運営委員長(成均館大研究教授)は「人が人を親密に感じるのは、その国と頻繁な交流を行い文化的になじむと感じる時」として「3ヶ国の青少年がお互いに対する先入観を破って真の友愛を持てるよう子供たちにさらに多く会って疎通する機会を与えなければならない」と話した。

南房総/キル・ユンヒョン記者 charisma@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/435641.html 訳J.S