本文に移動

‘PD手帳 4大河川編 放送中止’批判拡散

原文入力:2010-08-19午前12:26:56(1511字)
MBC労組 製作拒否 論議 "キム・ジェチョル社長 限界 あらわれた"
市民団体・野党も一斉に "国民の知る権利を侵害した犯罪"

コ・ナム記者

←PD手帳‘4大河川水深6mの秘密’編を放送保留したキム・ジェチョル<文化放送>(MBC)社長が18日午前、ソウル、汝矣島本社に出勤するや文化放送労組組合員たちが立て札を持ち‘落下傘社長退陣’を要求するスローガンを叫んでいる。 キム・ミョンジン記者 littleprince@hani.co.kr

17日夜に放送予定だった<文化放送>(MBC)‘PD手帳’の‘4大河川水深6mの秘密’放送中止事態波紋が広がっている。
MBC労組は‘使用側の不当な介入により放送が保留された’として、強硬な物理的対応に出ることにした。野党と言論市民団体らも「放送の独立性を侵害する行為」として強く批判した。

MBC労組は18日、緊急代議員大会を開き今後の対策を集中議論した。

労組は19日から毎日午前7時から9時まで、文化放送放送センター1階ロビーで集会を開き出勤するキム・ジェチョル社長に直接抗議を表わすことにした。この日の会議ではストライキと製作拒否方案も論議されたが、会社側の対応を見守った後に今後決めることとした。

PD手帳製作スタッフは‘4大河川水深6mの秘密’編が来週に放送されなければならないという立場を会社側に伝達することにした。製作スタッフは「もし会社側が拒否するなら、PD手帳の他の番組の放送を拒否し強力な闘争に突入するだろう」と明らかにした。

労組は先立ってこの日午前、非常対策委特報を通じて「MB政権のアキレス腱である‘4大河川’が結局、キム・ジェチョル社長の限界を表わした」として「MBCが誇りをもって守ってきた公正放送条項と局長責任制が紙くずのように台なしになった」と糾弾した。

PD手帳のチェ・スンホPDは 「局長責任制が労使団体協約に明示された以後、経営陣が事前に番組を見たことはただの一度もなかった」として「MBCの最高責任者が経営陣だという理由で突然放送試写を要求したのは、MBC内部の合意を自分たちの論理どおりに変形したことに他ならない」と話した。だが、会社側はこの日‘PD手帳放送保留と関連した会社の立場’を出し 「労使関係規定集は‘社長は放送の最高責任者であり、公正放送実現の責務を負う’と規定している」として「MBC理事会が事前試写を要求したのは公正放送実現のための最小限の義務」と明らかにした。文化放送理事会は前日製作スタッフが事前試写を拒否するや放送保留決定を下した。

民主党と自由先進党、民主労働党、創造韓国党、進歩新党など野5党は文化放送経営陣をいっせいに批判した。民主党は論評で「PD手帳の放送中止は放送の編成権を侵害した不法であり、国民の知る権利を侵害した犯罪」として「キム・ジェチョル社長など経営陣の放送中止決定が大統領府の指示ではないかという疑問を消すことはできない」と明らかにした。民主言論市民連合など30ヶ余りの市民社会団体で構成された‘4大河川反対汎市民連帯’も記者会見を行い「PD手帳放送を阻もうとするのは4大河川事業と関連した疑惑を自ら認めるようなものだ」として「放送保留決定を直ちに撤回しなさい」と要求した。

キム・ジョンピル,コ・ナム記者 fermata@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/media/435636.html 訳J.S