原文入力:2010-08-18午後07:52:03(1673字)
相次ぐ不正疑惑に世論悪化‘落馬不可避’認識
アン代表も可能性 挙論…大統領府 "聴聞会 見守るべき"
アン・チャンヒョン記者, イ・ジョンエ記者
←参与連帯会員たちが高位公職候補者らの人事聴聞会を控え18日午前、ソウル、鍾路区、清雲洞、大統領府入り口で非適格公職候補者の辞退と指名撤回を要求する記者会見をしている。 キム・ジンス記者 jsk@hani.co.kr
20日から始まる人事聴聞会を控え、偽装転入と不動産投機など長官候補者の不正疑惑が相次いで飛び出し、与党でも一部候補者の辞退が避けられないという気流が形成されている。特に、盧武鉉大統領借名口座発言などで野党が指名撤回を強力に要求しているチョ・ヒョノ警察庁長官候補者はもちろん、箱部屋村投機疑惑を受けているイ・ジェフン知識経済部長官などに対し「落馬が避けられない」という認識が党内に広がっている。
ハンナラ党のある首都圏重鎮議員(3選)は18日「イ長官候補者の箱部屋村投機は本当に大きな問題」として「整理しないわけにはいかないという気流が党内部でも形成されている」と話した。イ議員は「公職にありながら不動産投機をしたということだが‘高位公職者がどうすればこのような形で不動産投機を公然とすることができるのか。これは公職者として考えがない’という意見が党内に多い」と伝えた。
イ長官候補者は夫人が去る2006年2月、ソウル、鍾路区、昌信洞の74.94㎡(土地102.50㎡)箱部屋建物を知人2人と共に7億3000万ウォンで一緒に買い入れ、「再開発利益を狙った投機ではないか」という批判を受けた。イ長官候補者は当時、産業資源部室長として在職していた。
核心党職を受け持っているソウルのある議員も「与党議員らの間に無条件通過させてあげることは党のイメージに問題があるのではないかという意見が多い」と気流を伝えた。イ議員は「特にチョ・ヒョノ警察庁長官候補者、イ・ジェフン、シン・ジェミン長官候補者など3人が国民感情上、拒否感が最も強く深刻なケース」として「この内、チョ庁長候補者が問題で、また箱部屋投機は庶民生活と直結するという面でイ長官候補者もそのまま見過ごすことは難しいように見える」と話した。
先立ってアン・サンス党代表はこの日<連合ニュース>インタビューで、チョ庁長候補者に対し「資質と能力が至らないと国民と政界が判断すれば、それに従うべきではないだろうか。検証の結果、資質と能力が備わっていなければ大統領も任命できないだろう」としつつ落馬の可能性を開けておいた。
与党内部のこういう気流はほとんどすべての長官候補者などが偽装転入などの不正疑惑を受ける中で世論が急速に悪化している状況を意識したものと見られる。候補聴聞会政局を突破するためには、いく人かの候補者を差し出す折衝が避けられないという認識だ。
これに対し大統領府は、ひとまず追加で問題が発生しない限りは聴聞会前に‘論難候補者’を整理することはしないという態度を守っている。大統領府核心関係者は「本人たちが聴聞会でどのように話すのか、聞いてみなければならない」と話した。
だが、大統領府は内部的に今回の論難を深刻に眺めており、世論動向などに神経を尖らせている。偽装転入と不適切発言、投機論難人物を起用することが李明博大統領が掲げた‘公正な社会’と合致するのか、反対世論にもかかわらず任命を押し切る場合、今後の国政運営にどんな影響を及ぼすのかなどを苦悩している。複数の大統領府関係者たちは「現在としては予断できない。聴聞会まで見守り判断しなければならないのではないか」と話した。
アン・チャンヒョン、イ・ジョンエ記者 blue@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/435668.html 訳J.S