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KBS, チョ・ヒョノ‘放言動画’縮小放映

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/435373.html

原文入力:2010-08-16午後11:12:13(1120字)
‘追跡60分’製作局長の反対で放映せず…ニュースのみ報道

イ・ムニョン記者

<韓国放送>(KBS) ‘追跡60分’製作スタッフが、盧武鉉前大統領と天安艦遺族たちに向けられた不適切な発言を扱ったチョ・ヒョノ警察庁長官候補者の動画を去る6月末に入手した後、来る18日に放映しようとしたが時事製作局長の反対で‘不放(放送しないこと)’になったという主張が提起された。

‘追跡60分’側によれば、6月末に匿名の情報提供者を通じチョ候補者の動画を入手した製作スタッフは全国言論労組韓国放送本部のストライキに参加し復帰した後の去る8日、チョ氏指名と同時に本格取材論議に入った。取材の結果、盧前大統領の借名口座保有は事実ではないと判断した製作スタッフは、12日会議を開き18日に放送することを決め、翌日にイ・ファソプ時事製作局長に取材計画を報告した。

しかし、イ局長は 「もし放送するなら実際に借名口座があるのかどうかを明らかにするということでなければならず、そうでないならば放送することは適切でない」として反対した。彼は天安艦遺族の悲しみを動物に比喩した発言に対しては 「チョ内定者の問題提起が公営放送製作ガイドラインに照らし一面妥当な部分もある」として‘放送価値がない’という態度を示したと知らされた。代わりにイ局長は報道局社会チームに動画の存在事実を通知し、社会チームは動画を入手して13日‘ニュース9’を通じ報道した。この日の報道では盧前大統領の借名口座の部分だけが記事化された。結局、18日の‘追跡60分’放送計画は取り消しとなった。

製作スタッフは16日、声明を出し 「特ダネ報道を準備中の‘追跡60分’製作スタッフに対し所属局長によりアイテムが覆されるKBS史上初の事態が発生した」とし「時事製作局長が製作スタッフの自律性を侵害し、自身の偏向した論理で特定政派に有利なデスキングをしているという疑惑を提起せざるを得ない」と話した。

この日、時事製作局は解明資料を通じて「チョ内定者‘発言の適切性’だけで放送をするのは‘追跡60分’の通常的取材や製作方式に照らし非常に異例的であるので‘盧前大統領借名口座あったかなかったか’として深層取材をする方向で意見が集約された」とし、製作スタッフの自律性を侵害したことではないと明らかにした。

イ・ムニョン記者 moon0@hani.co.kr

原文: 訳J.S