原文入力:2010-08-16午後05:03:40(1144字)
過激な鎮圧方針など講演内容 全文公開
"水砲に当たって死ぬ人はいないじゃないか
夏には催涙薬 混ぜれば冬に劣らぬ効果"
キル・ユンヒョン記者
チョ・ヒョノ警察庁長官候補者が、盧武鉉前大統領と天安艦遺族に対する蔑視発言だけでなく、政府批判勢力を‘法秩序破壊勢力’と見なし過激な鎮圧方針を明らかにしたことが確認された。参与連帯など市民団体らは18日、大統領府前でチョ候補者任命反対記者会見を行うなど本格的な阻止闘争に出ることにした。
16日、全文が公開されたチョ候補者の去る3月31日の講演内容によれば、チョ候補者は「集会・示威を管理する時、デモ隊と警察が直接接触してはいけない」として「ポリス ラインを越えてくる場合には(市民を押し出すため)水砲をすぐに撃たなければならない」と話した。彼はまた「水砲は11~3月まで、この頃の気温では4月まではとても大きな効力を発揮する」とし 「夏になれば水砲に催涙液を混ぜて撃てば冬季に劣らない効果も出すこともできる。水砲に当たって死ぬ人はいないじゃないですか」と付け加えた。
チョ候補者は米国と我が国の治安状況を比較し 「米国警察は集会・示威現場に行き、ポリス ラインを引き、ラインを越えれば情容赦なく犬を殴るように警棒を使って制圧し、竹槍で攻撃すれば銃で撃ってしまう」と明らかにした。
彼は政府批判勢力を‘法秩序破壊勢力’に追い詰め強硬対応方針を明らかにすることもした。チョ候補者は「不法暴力示威を企画してリードしていく法秩序破壊勢力の実体に対し正しい理解が必要だ」とし「こういう人々は政治、経済などいかなるイシューでも反米・反政府活動に役立つと思えば積極的に活用する」と話した。彼は法秩序破壊勢力が活動した例として△2008年ろうそく集会△天安艦沈没に対する疑惑提議などを挙げ 「この勢力の一部が11月6日から13日までの1週間を反主要20ヶ国(G20)首脳会議闘争期間に設定しており積極的に動く状況」と明らかにした。チョ候補者はまた「(法秩序破壊勢力には)野党一部政治家と無政府主義者なども混じっている」と主張した。
アン・ジンゴル参与連帯民生希望チーム長は「チョ候補者のような均衡感覚を喪失した人物が全国民の治安の責任を負う警察高級幹部となってはならない」とし、チョ候補者の辞退を要求した。
キル・ユンヒョン記者 charisma@hani.co.kr
原文: 訳J.S