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韓日併合は無効 明らかにする日本側文書 初公開

原文入力:2010-08-11午後10:02:50(1106字)
イ・テジン教授‘調書’原本 写真 入手
朝鮮側調書とは異なり天皇国璽 捺される
両国文書 食い違い 法的要件 不在 確認

ソン・ウォンジェ記者

←イ・テジン ソウル大名誉教授が日本、東京国立公文書館で入手し11日に公開した日本側の韓-日併合調書(右側)には国璽(天皇御璽)と‘睦仁’という天皇の署名が確認されるが、大韓帝国純宗皇帝が頒布した勅諭(左側)には国璽の代わりに‘勅命之宝’という御璽が捺印されており、‘李拓’という名前も署名されていない。 イ・テジン教授提供

韓-日併合条約が国際法上、無効にあたるという主張の根拠となりうる‘日本側 韓-日併合調書’原本写真が11日初めて公開された。

イ・テジン ソウル大名誉教授がこの日 写真で公開した日本側調書はすでに公開されている大韓帝国側調書と形式に大きな差異がある。1910年8月29日 韓-日併合を公布した日本側詔書は、明治日王(天皇)の国璽(天皇御璽)を捺し、睦仁(明治天皇の本名)という漢字の名前が署名されている。反面、同日頒布された大韓帝国調書(勅諭)は純宗皇帝の国璽の代わりに行政的決裁にのみ使われる‘勅命至宝’という御璽が捺印されており、‘李拓’という名前も署名されていない。

ソウル大奎章閣に所蔵されている大韓帝国勅諭に国璽も署名も入っていないということはすでに知られた事実だ。しかし、これと異なる形式を持った日本側調書の原本写真が公開されたのは今回が初めてだ。イ名誉教授は「去る3日、日本の東京国立公文書館で日本側 韓-日併合調書のカラー写真を入手した」として「韓国の皇帝は署名しなかったが日本側だけが署名したということは、相互間で調書を批准できなかったことを意味するもので、併合条約文書が法的要件を備えていないことを示している」と話した。イ名誉教授は「10日、菅直人日本総理が韓-日強制併合と植民支配の強制性を認める談話を発表したが、強制併合条約の源泉無効などについては言及しなかった」とし 「両国調書原本を比較してみる時、純宗皇帝が併合条約を直接締結していない以上、韓-日併合は無効という証拠」と強調した。

両側の調書原本は来る20~30日、国会図書館ロビーで開かれる東北アジア歴史財団主催展示会で一般に公開される。

ソン・ウォンジェ記者、連合ニュース wonje@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/diplomacy/434629.html 訳J.S