原文入力:2010-08-10午後07:39:29(1025字)
"盧武鉉前大統領逝去に端緒提供"
チョン・デハ記者
ハン・サンリュル(57・米国滞留)前国税庁長を批判する文を国税庁内部掲示板に上げ名誉毀損疑惑で1審で有罪が宣告された前職税務署職員に、控訴審で無罪が宣告された。
光州地方裁判所刑事6部(裁判長 イ・ソンボク)は10日、ハン前庁長に対する批判文を内部掲示板にあげた疑惑(情報通信網利用促進法の名誉毀損)で起訴され1審で罰金70万ウォンを宣告された前全南、羅州税務署職員 キム・ドンイル(48)氏に無罪を宣告した。
裁判所は判決文で「文が荒く精製されていない側面はあるものの、前職大統領の逝去と関連し国民と言論の批判を受けている国税庁が道徳性と信頼を回復するために責任者の辞退と首脳部の潔淨を促しただけに、公益を否定し誹謗する目的があったと見ることはできない」と明らかにした。
先立って1審裁判所は‘キム氏が内部掲示板にあげた文が虚偽の事実ではないが、誹謗する目的がある’と判断し有罪を宣告した経緯がある。
裁判所は続けて△ハン前庁長が公人であり△キム氏の文が社会性を含んでいて△その文が虚偽事実だと立証するに足る実質的な資料を検察が提示できない点などを無罪理由として指摘した。
法律支援団を設けキム氏を支援した民主社会のための弁護士会光州全南支部(支部長 イ・サンガプ)はこの日、声明を出し 「公人であるハン前庁長に対する批判的表現は憲法上の基本権である表現の自由によって許されるということだった」として「キム氏を無理に告発し進んで罷免までした国税庁の行為と、これを刑事処罰の対象と見なしてきた検察の起訴が誤りだったことが確認された」と明らかにした。
キム氏は昨年5月28日、国税庁内部掲示板に‘私は去年の夏、国税庁がやったことを知っている’という題名で「盧武鉉前大統領の逝去に国税庁が端緒を提供した。ハン前庁長は席を守るためにゴルフをして、出世するために税務調査をした」という内容が書かれた文を載せた後、国税庁が罷免するや解任処分取り消し訴訟を裁判所に出した。
光州/チョン・デハ記者 daeha@hani.co.kr
原文: 訳J.S