原文入力:2010-08-09午後10:49:14(1026字)
昨日午後5時30分から2回…ペクリョン島など漁船出港 中断
クォン・ヒョクチョル記者
←西海NLL側海岸砲発射
合同参謀本部は9日、北韓が西海北方境界線(NLL)近海へ海岸砲130余発を撃ったと明らかにした。砲弾は北方境界線北側に落ち、わが方に被害はなかった。
合同参謀関係者はこの日 「午後5時30分から3分間、西海、ペクリョン島北側コポン浦口付近の北方境界線近海へ10余発が発射され、午後5時52分から6時14分まで延坪島前の北方境界線近海へ120余発が発射された」として「砲声が聞こえ海上に大きな水柱が観測され北韓軍が海岸砲射撃をしたと判断した」と話した。
この関係者は「北韓海岸砲射撃は5~9日に進行されたわが軍の西海合同訓練に対する対応と見える」と話した。北韓は西海合同訓練に対し何度も対応打撃を公言した経緯がある。
北側が発射した砲弾数発かが北方境界線南海に落ちたという一部報道に対し、合同参謀は「事実ではない」と否認した。陸上とは異なり、海上は砲弾が落ちた跡が残っていないばかりか、観測した哨兵が大波と砲弾が落ちた水柱を混同しかねないため正確な弾着点を把握しにくいと知らされた。
韓国軍西海訓練は潜水艦探索撃滅訓練、海岸砲対応訓練などを行い、この日午後5時に終了した。北韓軍は韓国軍の西海訓練が終わり30分後に海岸砲射撃で対応した。北韓の海岸砲射撃当時、訓練を終えた韓国軍の陸海空戦力は部隊に復帰する途中だった。
北韓は西海、長山串と甕津半島、カンリョン半島をはじめとして麒麟島、ウォルレ島、大睡鴨島などに海岸砲800門以上を配置している。本来、海岸砲は上陸防御用に使われるが、ペクリョン島と延坪島、大青島などと共に北方境界線付近で警戒勤務をする海軍艦艇も海岸砲の射距離内に入る。
合同参謀は北韓軍が海岸砲を追加発射する可能性があると見て、ペクリョン島と延坪島近海への漁船出港を中断させた。合同参謀は北韓海岸砲発射以後、対北韓警戒と戦闘態勢を強化し、ハン・ミンク合同参謀議長と軍首脳部は合同参謀指揮統制室などで非常勤務に入った。 クォン・ヒョクチョル記者 nura@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/434320.html 訳J.S