原文入力:2010-08-08午後10:31:50(1078字)
韓国人4人・中国人3人 搭乗
政府 "取り締まられた座標 確認できない"
クォン・ヒョクチョル記者、ソン・ウォンジェ記者
韓国人4人と中国人3人が乗ったイカ釣り漁船‘テスン号’が東海北側海上で北韓に拿捕され調査を受けている。
海洋警察庁は8日 「東海で操業していて失踪したテスン号が北韓の排他的経済水域(EEZ)と推定される海上で北韓当局により取り締まられ調査されていることが確認された」と明らかにした。海上警察は「浦項漁業情報通信局がこの日午後2時35分頃、衛星電話でテスン号に‘今、北韓警備艇に連行されているのか’と尋ねると、テスン号から‘はい’と答えた」と付け加えた。海上警察はテスン号が咸鏡北道、金策市にある‘城津港’に向かっていると交信した後に連絡が切れたと説明した。
拿捕されたテスン号には船長キム・チルイ(58)氏とキム・ジョンファン(52),コン・ヨンモク(60),イ・ジョンドク(48)氏など南側国籍4人と中国人3人が乗っていた。テスン号は去る1日、浦項ドンミン港を出発し操業に出て、来月10日に戻る予定だった。
政府当局者は「テスン号が北側に‘取り締まり’された座標は現在 確認されていない」と話し、テスン号が北側領海や経済水域に入って拿捕されたのかは明らかでない。
専門家たちは北側が今後どんな方針を明らかにするかが南北関係に変数となると見ている。ひとまず北側が意図的に漁船を拿捕したのではなく‘北側海域’に入った南側漁船を調査するために‘取り締まり’したのなら、過去事例のように船員と船舶を無条件に送還する可能性が高いという観測が出ている。2005年4月‘ファンマン号’と2006年12月‘ウジン号’等は、北側領海に入り各々3日、18日ぶりに帰還した。特にテスン号には北側の友邦である中国人船員3人が搭乗しており、北側が大きな問題とはしにくいだろうという分析もある。
だが、北側が漁船調査を長期化させ南側に対する圧迫手段としてテスン号事件を利用する可能性もある。この場合、天安艦対応強硬策を強調する南側が退く可能性は低く、南北梗塞局面を深化させる否定的要因として作用しかねないという憂慮も提起されている。
ソン・ウォンジェ、クォン・ヒョクチョル記者 wonje@hani.co.kr
原文: 訳J.S