原文入力:2010-08-06午後08:26:29(899字)
監査院、無断兼職・研究費横領 公職者 82人 摘発
クォン・ヒョクチョル記者
監査院は去る3~4月、公職者の兼職および不当営利行為実態を監査した結果、国家公務員法など関連規定に違反し兼職した15人をはじめとし、計82人を摘発して、この内 研究費を横領した3人に対しては検察に捜査を要請したと6日明らかにした。
監査院の監査結果によれば、ソウル大のある教授は総長の兼職許可を受けずに2006年2月から去る4月まで3ヶの外部業者の代表理事・社外重役を引き受け、業者別に毎月200万~480万ウォンの報酬を受け計3億8300万ウォンを得ていたことが明らかになった。現行法によれば、ソウル大教授は総長の兼職許諾なしには社外重役またはベンチャー企業の代表理事を兼職できず、兼職許可を受けたとしても2ヶ業者以上の兼職は禁止されており、交通費・会議手当てなど実費の他に毎月決まった報酬を受けることはできないようになっている。
また、晋州刑務所に勤める医師2人は、2005年8月から今年4月まで毎週2日、4日間だけ服役者を診て、残りの時間には自分たちが運営する病院で一般患者を診療していた。これらの人々は勤務地の刑務所に継続的に出勤しなかったにもかかわらず、5年間にわたり正常勤務の時に受ける給与を全額受け取っていたと調査された。全南大のある教授は自身が責任を引き受けた研究課題を遂行する全南大付設研究所のような名前の研究所を自身の名義で設立し、事業者登録をした後、研究課題の成果として発生した収益金10億ウォンを個人口座に送金を受け、この内 2億7300万ウォンを自身の生活費などに使った。
監査院は所属機関長らに摘発された人は懲戒し、不当な利益金については還収方案を用意するよう通知した。
クォン・ヒョクチョル記者 nura@hani.co.kr
原文: 訳J.S