本文に移動

国史 冷遇する高校生 ソウル大のせい?

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/433707.html

原文入力:2010-08-05午後07:15:47(1060字)
修学能力試験 必須課目に指定後
ソウル大志望生ら 押し寄せ
中・下位圏は選択 忌避

キム・ミンギョン記者

 "大学修学能力試験(修能)社会探求領域選択科目に‘国史’を選ぶと言えば、担任の先生も、友人たちも‘ソウル大に行くのか?’と尋ねます。成績の良くない子供たちが選択すれば、先生が止めたりもします。" 忠北H高等学校2年キム・某(17)君は結局、修能のために国史勉強をあきらめた。関心はあるがソウル大に行くつもりもなく、実際 勉強する量も侮れなくて負担でもあった。代わりに‘社会文化’と‘政治’、‘韓国近・現代史’を選んだ。他の友人たちの事情も同様だった。

 "大学に行って歴史を専攻したい友人も、点数のために国史を選択しませんでした。ソウル大が国史を必須に指定しなかったら成績圧迫もなく選択をたくさんすると思うが…."

キム君がソウル大と点数のために国史を選択できなかったと話したのにはそれ相応の理由がある。2005年修能から社会探求が選択科目に変わり、ソウル大は歴史教育不良を憂慮し国史を修能必須課目に指定した。当時、主要私立大も国史を必須課目に指定することにしたが、うやむやになったために国史が必須課目の大学はソウル大のみだ。事情がこうであるので、相対評価の修能で高い等級を受けるためには、ソウル大を志望しない学生たちの中で相当数が国史を選択しない状況が広がっているということだ。実際、社会探求選択科目11ヶ中で2005年に選択頻度が4位だった国史は昨年7位に下がった。

こういう状況で学生たちが多く選択した‘韓国近・現代史’も2009年改正教育課程からなくなり、‘韓国史’も選択科目となった。相変らずソウル大だけが「2014年からすべての受験生の高校‘韓国史科目履修を義務化する」と明らかにした状態だ。歴史教育に対するソウル大の関心にもかかわらず、他の大学らの無関心で、高校生の国史勉強忌避現象はより一層強くなっているわけだ。

キム・ユクフン ソウル、新峴高教師(歴史)は「高校教育正常化のために歴史、地理、一般社会など必ず習わなければならない科目を修能必須に指定する必要があると見る」と話した。

キム・ミンギョン記者 salmat@hani.co.kr

原文: 訳J.S